今井絵理子参議院議員誕生! 選挙運動を見に行ってきました
2016.07.11
選挙演説でも必ず手話通訳をつけたり、投票所での点字案内の導入などの施策を実施すべきとのこと。そして何より「障害は個性」という考えで、障害者の差別をなくすことに尽力したいとのことであった。
彼女の演説は、わかりやすく丁寧で、まるで歌を聞いているかのように説得力があった。そして、最後に言った「政治は希望」という言葉で、何かがわかった気がした。
SPEEDとしてデビューした時、彼女らは何者であったろう。
もちろん、歌手であり、アーティストであり、アイドルでもあったが、私が一番強く思っていたのは「革命家」であった。
本人たちにどこまでその自覚があったかはわからない。しかし、まだ小学生のいるユニットが、あれだけの音楽を作り、ムーブメントを起こした。
これはまさに「革命」と呼んで差し支えない出来事であったと思う。
だから、今井絵理子が今度議員になったのも、その「革命」の火種が彼女の中で再燃したのだと理解している。確かに政治家としての彼女はまだ未知数かもしれない。でも、その革命家の魂さえあれば、何かしらの爪あとは残してくれる、そう信じている。
彼女が現場を立ち去った後、同じようにファンと思われる男性に話しかけてみた。
SPEED時代から始まって、彼は今でも今井絵理子のファンであり、写真を撮り、握手ができたことにいたく感動していた。そして、SPEED全盛期の思い出話に花を咲かせ、しばし話し込んでしまった。
こうして人と人とのつながりを持たせることも、彼女たちがなしえた功績だ。
あらためて、絵理ちゃん、当選おめでとう!
新しい旅立ちの日。彼女は何の曲を口ずさみながら、未来を見つめるのだろう。
(文=プレヤード)