盛りだくさんすぎて会場が狭く感じた「AnimeJapan 2016」総論

2016.03.28

「アニメのすべてが、ここにある」というキャッチコピーは定着したようだ。

 今年で3回目になる「AnimeJapan 2016」が、無事開催を終えた。この催しは、東京都青少年健全育成条例をめぐる問題に端を発して、2010年から分裂開催となっていた東京国際アニメフェアとアニメコンテンツエキスポが統合して始まった国内最大級のアニメの見本市だ(東京都青少年健全育成条例の問題から現在に至る経緯は筆者の著書『コミックばかり読まないで』に詳しく記したので、そちらを参照のこと)。

 AnimeJapanの最大の特徴は、キャッチコピーにある通り、会場に日本のアニメのさまざまな顔がすべて揃っていることである。今回、3回目の開催となり出展者も慣れてきたのか、物販を中心に据えたブース、これから公開されたアニメのプロモーションに力を入れるブースなど、それぞれの出展者が推すものが、一同に集まる形になった。

 あらゆるアニメがさまざまな形で集っていることによって、来場者の楽しみ方もさまざま。ブースを回って無料配布物を集める人もいる。かと思えば、会場の端には物販商品を見せ合ったり、交換しあったりしている人の姿も。

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