GLAY・HISASHIが歴史的“無理ゲー”『ドルアーガの塔』に挑む!!「12時間掛からないんじゃないの?」と余裕のコメントも…

2015.09.29

『M-ON! MUSIC NEWS』より。

 今月29日~30日、「RX-72~HISASHI(GLAY)VS茂木淳一~【ゲームセンターRX 】 『ドルアーガの塔』ゲーム実況SP」と題された番組が、ニコ生にて放送される。同番組は、名作『ドルアーガの塔』(ナムコ/現バンダイナムコ)を攻略本など一切持たず、12時間以内にクリアを目指すというもの。番組はゲームをクリアでき次第、終了予定となっているが、ゲーマーたちの予想は“絶対無理”の一点賭けだ。

 黄金の騎士・ギルを操作し、ドルアーガの塔の最上階(60階)に囚われの身となっている巫女・カイの救出を目指す『ドルアーガの塔』。“アクションRPGの草分け”ともいわれる同作が、初めて世に登場したのは1984年。ロス五輪でカール・ルイスが4つの金メダルをかき集め、花王石鹸から発売された紙おむつ・メリーズが日本中を席巻したころだった。

 同作は当初、アーケードゲームとして登場したのだが、ボス・ドルアーガを倒すためのハードルは高かった。各種アイテムを取得し、ギルを強化しなければならない、各フロア毎に条件を満たさなければ宝箱が出現しない、宝箱出現条件は特定の敵を数匹倒す、ギルを特定位置に移動させるといったものから、スタートボタンを押す、レバーを各方向に特定回数ずつ入力するなど難解だ。そのくせ、宝箱が出現しないフロアも存在する、アイテムの中にはギルにとって不利になるものもあるなど、聞いているだけで吐いてしまいそうなそのゲーム内容は、当時のゲーマーを苦しめた。さらに当時はネットといった便利なものもなく、攻略は困難を極めた。そのため、筐体の横に“交流ノート”みたいなものを置き、見知らぬゲーマー同士で攻略情報を充実させていったゲームセンターもあったという。

 極限まで高められた難易度に、今であれば“無理ゲー”“クソゲー”と切り捨てられてしまいそうな同作だが、予想以上にヒット。その後、ファミコンやPCエンジン用などに移植され、さらに近年では携帯用アプリとしても登場。誕生から約30年たってなお愛される、普及の名作となっている。

 この難攻不落の『ドルアーガの塔』に、GLAYのギタリスト・HISASHIとナレーションや司会などで知られる茂木淳一が挑むという。しかも、12時間以内という短い時間の中、攻略本もなしで……。これには世間のゲーマーからも、「初見なら絶対に無理」「攻略本がなければ確実に不可能」「不可能に決まってる。当時だって全国のゲーマーが知恵を振り絞っても何週間もかかったんだから」と、絶対無理の一点張り。中には、「どうせヒントとかあるんだろ」「攻略本は読まないけど、ネットは見ます、とか言わねえだろうな?」など、邪推する人も。

 ただ、一部からは「HISASHIがどこまで攻略情報知ってるかだな。もしかしたら、年齢的にドンピシャか?」「HISASHIなら、ちょうど小中学生の時の直撃世代だろ? ある程度プレイのノウハウあるかも」と、HISASHIに期待する声も上がっている。

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