アニメ『モンハン』が『サザエさん』『まるちゃん』『ワンピ』と並ぶ国民的アニメ!? フジの大口に苦笑

2015.09.25

フジテレビ『モンスターハンター ストーリーズ』(仮)公式サイトより。

 来年発売となるニンテンドー3DS用ソフト『モンスターハンター ストーリーズ』(以下、『MHS』/カプコン)。同作は『モンスターハンター(以下、『MH』)』シリーズ初のRPG作品であり、さらに発売日未定の段階からTVアニメ化まで決定するなど、カプコン入魂の一作となっている。しかし、『MHS』は初のRPGということに加えて、TVアニメの放送局が、最近まるでいい話が聞こえてこないフジテレビとあって、「大丈夫なのか」と不安がるシリーズのファンが多い。だというのに、同アニメのプロデューサーが豪快に“大口”を叩き、周囲を唖然とさせている。

 2004年の発売以降、さまざまなハードに向けて製作され、累計3,200万本以上を売り上げてきた『MH』シリーズ。操作性やモンスターたちのビジュアル、さらにひとりでのプレイはさることながら、何人ものプレイヤーと協力して狩りを楽しめることから人気を博してきた。ただ、難易度の高さもあってか、主なターゲットは中高生以上となっていた。

 打って変わって、来年発売の『MHS』。モンスターのデザインは、今までのシリーズのようなリアル路線ではなく、『デジタルモンスター』(バンダイ)のようなかわいらしいものに変わっており、見るからに子どもをターゲットにしたものに仕上がっている。また、主人公も少年(少女)、旅のお供をするアイルーも“ナビルー”という2頭身のキャラクターに変更と、バッチリ子ども受けしそうだ。カプコンの代表取締役社長・辻本春弘氏も「子どもに対応できるコンテンツを考えたときに、モンハンが一番だと判断した」と、『MHS』が低年齢層向けである旨を明言している。

 カプコンが満を持して世に輩出する『MHS』のアニメを放送するはフジテレビ。同局は来年より、デイタイム(6時~19時)に新たなアニメ枠を設けることが決定しており、その新枠にてアニメ『モンスターハンター ストーリーズ(仮)』(以下、『MHS(仮)』)が放送されることとなる。なお、デイタイムにアニメ枠が新設されるのは『ワンピース』以来、10年ぶり。カプコン同様、同局も気合い充分である。ただ、気合いが入りすぎてしまったのか、アニメ『MHS(仮)』のプロデューサーを務める岡安由夏氏は、会見の場で以下のようなことを述べた。

「本作は、『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』『ワンピース』に続く、国民的アニメとなるポテンシャルを持っている作品です。そして、老若男女問わず視聴者の皆さんに愛してもらえる、フジテレビを代表するアニメに育てたいと思っています」


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