「『FF12』リメイク決定」は誤報… 落胆で枕を濡らすファン続出

2015.08.05

FINAL FANTASY XII公式サイトより。

 名作RPG『ファイナルファンタジー』生誕20周年を記念して製作されたオーケストラコンサートツアー「Distant Worlds」。すでに世界公演100回を数える同コンサートが、今月1日に、アメリカのピッツバーグで行われた。その会場にて、指揮者兼プロデューサーのアーニー・ロス氏が『ファイナルファンタジー12』(以下、『FF12』)をリメイク中であると発言、世界中のFFファンが歓喜することとなったのだが……。

 PlayStation 2専用ソフトとして、2006年に登場した「ファイナルファンタジー」シリーズ12番目のナンバリングタイトル『FF12』。美麗なグラフィック、フィールドと戦闘が一体化したシームレスバトル(アクティブ・ディメンションバトル)、レアアイテムやモブ討伐によるやり込み度の高さなど、さまざまな点でファンを大きく魅了。「日本ゲーム大賞2006年」の大賞受賞、「ファミ通アワード2006」のゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、紛れもない良作RPGだ。

 そして、この度の『FF12』リメイク情報に、ネット上では「モブ狩りがまたできる」「あの海外ドラマのようなやり取りがどうなるのか気になる」「オリジナルとインターナショナル版両方作ってほしい」など、ファンは大いに沸いた。中には、「リメイクじゃなくてリマスターでしょ、どうせ」「正直にリマスターって言えや!」といった冷めた意見もあったが、「途中でやめちゃったしこれを機会にやるか!」「低レベルの魔法も有効活用する戦術を考えるのは楽しかったし、またトライしたい」など、概ね期待度は高めだった。

 しかし今月3日、アーニー・ロス氏が「『FF12』に関して、誤って“リメイク”という言葉を使ってしまった」と、リメイクについて否定すると共に、混乱を起こしたことへの謝罪を発表。ファンからは「ふざけんな!」「嘘だと言っておくれよ」「俺は今夜、枕を濡らす」など、誤報への怒りと悲しみの声が噴出することとなった。

 夢と期待が膨らんでしまった、今回のお騒がせ誤報。ある意味、その期待値の高さがあらわとなっただけに、メーカーのスクウェア・エニックスはリメイクをぜひご一考いただきたいものだ。

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