「ドラゴンボールの二の舞か」…『NARUTO』ハリウッド映画化の動きに、ファンは戦々恐々

2015.08.05

映画BORUTO -ボルト- NARUTO THE MOVIE公式サイトより。

 展覧会「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」の開催、そして今月7日には映画『BORUTO -ボルト- NARUTO THE MOVIE』の公開を控えるなど、「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)連載終了後も人気が続く『NARUTO -ナルト-』(以下、『NARUTO』)。今月初頭、そんな国民的マンガ『NARUTO』にハリウッドで映画化の動きがあると報じられた。実現すればビッグニュースとなるが、ネットからは「ドラゴンボールの悲劇再び」という声が上がっている。

 昨年11月にその長い歴史に幕を下ろした岸本斉史のマンガ『NARUTO』。72巻まで刊行された単行本の累計発行部数は1億部を優に超え、海外でも大人気の作品だ。今月4日には、「ジャンプ」で短期集中連載していた『NARUTO -ナルト- 外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~』のコミックス刊行、先述の通り、映画『BORUTO -ボルト- NARUTO THE MOVIE』公開間近と、その勢いは止まるところを知らない。

 そんな『NARUTO』がハリウッドで映画化とあれば、いやが上にも期待は高まる。しかも、すでに監督(マイケル・グレイシー)とも契約したという噂もあるほど。しかしファンからは「ドラゴンボールでの失敗、忘れたのかよ!」「あ~、ドラゴンボールの二の舞か」「どうせドラゴンボール…」といった声が大多数を占めている。もちろん、ファンが口にする“ドラゴンボール”とは、鳥山明のマンガ『ドラゴンボール』(集英社)を実写化したハリウッド映画『DRAGONBALL EVOLUTION』のことだ。

『DRAGONBALL EVOLUTION』は、「ピッコロの顔が緑色のハゲおやじ」「亀仙人がエロくない」など、ありとあらゆる点に不満が上がり、“駄作中の駄作”との呼び声が高い。あまりの不出来さに「逆にアツい!」という風潮も一部あるほど。

 そのほか、『ドラゴンボール』以外にも、『北斗の拳』や格闘ゲーム『ストリートファイターII』などもアメリカで実写化されているが、やはり評価は芳しくない。まだ詳細はおろか、実現するかもわからないハリウッド版『NARUTO』。アメリカ国内でも大人気の原作だけに、情報が明らかになるにつれ、大きな話題を呼びそうだ。

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