アフィリア・サーガのレイミー卒業発表に密着! ライブ中に卒業発表するアイドルの心理に迫る

2015.07.28

アフィリア・サーガのレイミー・ヘヴンリー。

 新人声優・紫乃れいみとしても活躍するアフィリア・サーガのレイミー・ヘヴンリー。グループの中では、ライブなどでびっくりすることが起こっても、けろりとしているタイプのメンバーだ。そうした彼女が、7月18日、TSUTAYA O-EASTで行われたワンマンライブ「夢幻時空の魔法術」で、アフィリア・サーガからの卒業を発表した。

「数多くのステージに立ち、歌いたかったアニソンも歌え、アイドルとして本当にたくさん愛してもらったので、ここから先は、アフィリア・サーガにいたからこそ目指そうと思った“声優になる”という夢に、ひとりで一から頑張っていきたいと思いました。だから、アフィリア・サーガを卒業して、声優だけでやっていきたいです」と卒業理由を前向きに明かしてくれたレイミー。

 今回、この卒業のニュースを事前にスタッフから聞き出していた筆者は、卒業発表に至るまでのアイドルの心境を追った。

■リハーサルでは卒業の実感はまったくなし!

リハーサルに励むレイミー。

 この日のライブはアフィリア・サーガ初の2部制ということで、いつもより早く、リハーサルがスタートしていた。このライブで発表される新メンバーのモエ・ミーレイとモモコ・リトルベリーがステージを眺める中、既存のメンバーたちがテキパキと2回分のライブのリハーサルを進める。

 ここ最近のワンマンライブのリハーサルは、レイミーや5月に卒業したローラ・シュクレーヌといった中堅メンバーが周りをリードしていた印象が強かった。レイミー自身も、はっきり物事を言ってしまうタイプだから、そういう風に自然となっているのかもしれないと話してくれたこともある。しかし、今回のライブでは、レイミーの発言が少なく、ほとんど委員長(メンバーのリーダー)であるルイズ・スフォルツアだけが、メンバーを率いていたように感じた。

 リハーサル後にレイミーにその点を訪ねると、「おとなしかったですか!? 最近は、私が言うよりも、私よりも後輩のメンバーがそういうことに気づいてくれたらいいなと思い、あまり言わないようにしています」とすでに、卒業を意識しているようなコメントが。しかし、リハーサルの時点では、「まったく卒業の実感がなくて、卒業発表をすること自体も実感がないので、何も考えられていないです。お客さんの反応が怖いですね」と、いつも通りけろっとしている。

 だが、今回は新メンバーがデビューするということで、彼女たちの姿がステラボールで行った4thワンマンライブでのデビュー時(2012年12月)の自分に重なったようだ。

「全員がリハーサルで合わせている時に、自分立ち位置はまだないから、一緒に踊ることができなくて悔しかったり。鏡の奥に小さく写る自分を見て、ひとりで踊りの練習をしていたり。彼女たちを見ていると、当時の自分を思い出すことが多いです」(レイミー)

 1部「トキ☆メキ☆魔法術」が始まる前までの時間では、レイミーがメンバーと卒業公演のセットリストの話で盛り上がっている姿もあり、“卒業”という言葉は会話に出てきても、本当に実感がないという感じだった。

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