「今夜のアニメ特番ばっか」という声も…『血界戦線』最終回に続き、アニメ『GOD EATER』も放送延期で不安の声

2015.07.06

アニメ『GOD EATER』公式サイトより。

 今月5日より放送開始予定だったアニメ『GOD EATER』(TOKYO MXほか)第1話が放送延期され、ファンは今後の進行を不安視している。

 本作の原作は、バンダイナムコゲームスから発売されているゲーム『GOD EATER』。人類に牙を向く脅威「アラガミ」との戦いを描くストーリーと、ハイスピードなアクションが売りとなっている人気シリーズだ。今までに4作品が発売されており、今年10月29日には『GOD EATER RESURRECTION』が発売されることが決定している。ゲーム中のアニメーションおよび今回のアニメ版の制作はアニメ制作会社・ufotableが担当している。

 その映像面の質の高さが好評なufotableだが、6月末の「GOD EATER FES 2015」で予定されていた第1話上映会を延期。その時点でファンから不安の声が上がっていた。今月1日には本放送第1話も延期されることが発表された。第1話の放送は翌週に持ち越され、放送予定枠では、特別番組『GOD EATER EXTRA』を放送。特別番組では2010年にYouTubeで公開された、ゲーム1作目の6年前を描いたプロモーションアニメ、後半ではゲームシリーズのプロデューサー・富澤祐介、総合ディレクター・吉村広の対談が放送された。

 今回の放送延期について、ネットでは「前代未聞だよ」「始まる前から終わってる…」「スタッフが逃亡でもしたのかw」などの声が上がっており、異例の“第1話落とし”に落胆したファンが多いよう。また、奇しくもTOKYO MXでは先日最終回の放送日が延期した『血界戦線』の特別番組も同5日に放送されたため、「今夜のアニメ特番ばっかじゃねーか!」という反応も見受けられる。だが、その一方で「無理やり低クオリティのものを放送されるよりは延期したほうがいい」「クオリティが上がるなら別に気にしない」と、放送延期は英断だとする声も上がっている。

 ufotableは『Fate』シリーズや『テイルズ オブ』シリーズのアニメ制作も担っており、ネットでは「最近まで放送していた『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』や、先月に発表された『テイルズオブベルセリア』などの制作で首が回らなかったのでは」という声や、『GOD EATER』に流血描写が多用されていることから「内容が放送コードに引っかかって修正が必要になったのでは」という憶測も飛び交っている状態。アニメ『GOD EATER』の公式サイトでは今回の延期を“作品のクオリティアップのため”としているが、『血界戦線』など、このところ立て続けに起こるアニメ放送延期騒動にファンもやきもきしているよう。過酷なスケジュールで知られるアニメ業界だが、予定通りの放送を取るか、クオリティを取るか、これからも頭を悩ますことになりそうだ。

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