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軍歌マニア垂涎!? 台湾・世界初の軍歌博物館を訪問

2015.02.16

 さて、軍歌館の周囲には、軍事テーマレストランという妙な店もあった。しかし、大半の店はレトロな家屋を生かしたオシャレカフェになっている。中には工事をしている家屋もあって、ここは次第にレトロなオシャレスポットへと発展しているみたい。2月下旬から高雄市の市立美術館で草間彌生展を開催するそうで、あちこちに黄色いカボチャのポスターがあったり、妙にオシャレサブカルが浸透しているさまも目についた。台湾にはオタク文化だけでなく、サブカルも勃興している様子が体感できる旅路であった。
 
 と、軍歌館を探訪し、帰国まで残りわずかなところで取材班は見つけてしまった! 台北へ戻る新幹線が発車する新左営駅に隣接する新光三越(デパート)の売り場。中華民国の国旗である「青天白日旗」の傘を見つけた取材班が近づいた一角には、とんでもないものが売られていた。それは……愛国心を高揚させる中華民国グッズである。それも孫文のグッズとかじゃない。蒋介石と宋美齢夫妻の人形とか、バッジにカバンに雑貨類などなど、愛国グッズがわんさかと販売されていたのである。それだけなら、単なるお土産屋なのだが、そこには新聞記事をコピーしたパネルが張り出されていた。

「熱愛國旗的女孩国旗達人楊玉梅」(めちゃくちゃ国旗が好きな女主人・楊玉梅)

 なんだ! このマニア店舗は! しかも、店主本人のやる気に満ち溢れたスナップ写真まで貼ってあるし。しかし、売り場にこの楊女史の姿はない。よく見るとここは出店で、店舗は別の場所にあるようだ。しかし、取材班には、そこまで向かう時間は残されていなかった。店舗のサイト(http://blog.xuite.net/ensigngirls/twblog)を見て、涙を飲みながら高雄を後にする(それでも買えるだけ買ったら、オマケで蒋介石と蒋経国親子のバッヂをくれました)。これは、再び取材にこなくてはならないだろう……再見! 台湾!
(取材・文/台湾特別取材班)

【おまけ写真は次のページより】

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