【実録・アイドルライブの舞台裏】リハーサルも全力だった!!　仮面女子の2ndワンマンライブにかける情熱

　フロアを見ると、元アリス十番で現在はマネージャーの月村麗華もリハーサルをチェックしていた。時にはメンバーに指示を出したり、誘導したりする姿も。マネージャーとしての貫禄が出てきている。麗華組（月村麗華のファン）でもある筆者にとって、こうした彼女の仕事ぶりを見られることは、うれしい限りだ。

　そして、ステージでは、立ち位置などを入念にチェクしていくメンバー。スタッフからの指示や指摘に従うだけでなく、自分たちも率先してお客さんから一番良く見える位置などの意見を出していく。

　ベテラン勢をはじめメンバーたちは、頻繁にノートを手に取り、スタッフの指摘がないところでも、フォーメーションの細かいチェックを怠らない。前回のワンマンライブもリハーサルから見ていたが、このような仕草はほとんどなかったように記憶している。

　開演前の物販が始まると、観客がロビーに入ってきていたため、音を出してのリハーサルができなくなった。しかし、音がなくてもフォーメーションのチェックはできる。前回は、音ありのリハーサルだけだったが、今回はメンバー自身がまだリハーサルをしたいと、演出を監督するスタッフがフロアを去った後もステージに残る。みんなが気になる部分をひとつひとつ、自分たちで最終チェックをしていたのが印象的だった。

　特に、決めポーズの仮面の位置を、スタッフに撮影してもらい、その写真をチェックして、きれいに形作られるように微調整をしていたのは注目すべき点だ。ライブ本番に向けて、いっさい手を抜かないメンバーたち。「後悔したくない」という思いが、ひとつひとつの行動から伝わってきたリハーサルだった。