フレッシュな笑顔と元気弾ける鈴木このみ1stワンマンライブ「鈴木っ!!走るなっ!!」ライブレポート

2014.04.10

 2011年に「アニマックス第5回全日本アニソングランプリ」グランプリを受賞し、アニメソングシンガーとしてデビューを果たしたシンガー・鈴木このみが、3月15日、東京・新宿BLAZEにて初のワンマンライブ「鈴木っ!!走るなっ!!」を開催した。

 若干17歳の現役高校生でもある彼女だが、すでに数々のアニメ主題歌を歌っており、アニソンファンの間では次世代を担う若手シンガーとして注目を集めている。そんな期待感を示すかのように、ライブ会場は超満員! まだ冬の寒さも残る外気を吹き飛ばすほどの熱気に満ちた、パワフルなライブの模様をレポートしよう。

 バンドメンバーに続き、満を持してステージに登場した鈴木このみは、「いよいよライブが始まる!」という観客の期待感を裏切るように、まずはヒットシングル「DAYS of DASH」(アニメ『さくら荘のペットな彼女』前期エンディング)のバラードアレンジ曲「DAYS of DASH (Pf Ver.)」をピアノ伴奏に合わせて、しっとりと歌い上げた。疾走感あふれる楽曲という印象の強い彼女だけに、この幕開けは多くのファンにとっては意外だったのではないだろうか。

 しかし、その一方でこれから始まるライブへの期待感がより煽られたのも事実。歌い終えた鈴木も満面の笑みを浮かべて、すっかり「準備万端!」といったところだ。その期待に応えるかのように、ここから怒涛のラッシュがスタート!

 切ないメロディが疾走する「夢の続き」(アニメ『さくら荘のペットな彼女』後期オープニング)、シンフォニックなロックチューン「AVENGE WORLD」(アニメ『フリージング ヴァイブレーション』オープニング)、「CHOIR JAIL」(アニメ『黄昏乙女×アムネジア』オープニング)と、ロック色溢れる人気アニメソングを立て続けに熱唱する。それにしても、鈴木このみというシンガーはなんと楽しそうに歌を歌うのだろう。ときに踊るようにステージを舞い、ときにフロアにマイクを向けファンと一緒に歌う彼女を見ていると、不思議とこちらも元気になってくる。開幕の数曲で、完全に会場のノリは一体になっていた。初のワンマンでここまでのパワーを見せつけてくれるとは……。鈴木このみ、恐るべしである。

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング