「ハァハァしてんじゃないわよ!」

ファンがフロアで宙を舞う!? “異物感”あふれるアイドルBELLRING少女ハートのライブがヤバすぎた

2014.03.16

 60年代のサイケデリック・ロックや日本の歌謡曲の要素も取り入れ、“楽曲派”と呼ばれる、楽曲重視のアイドルファンからも熱い支持を受けるアイドルグループ、「ベルハー」こと「BELLRING少女ハート」。彼女たちが主催するライブ「からふりゅVol.9」が15日、これまでよりも規模を拡大しておこなわれた。この日は、「妄想キャリブレーション」「ゆるめるモ!」「asfi」も出演。数多いるライブアイドルのなかでも強い個性を持つグループが一挙に集結し、会場となった渋谷Gladは3階席まで超満員。200人以上のファンが埋め尽くした。
 
 ベルハーによるオープニングアクトのあと、トップバッターとして登場したのは、クラウト・ロックやシューゲイザーなどエモーショナルな音楽要素とゆるいパフォーマンスが融合した「ゆるめるモ!」。「全身打撲」を理由に1カ月あまりライブ活動を休止していた“緑担当”ゆみこーんが先日、復活。本人が当時のことを語った。

ゆるめるモ!

「大雪の日に駅の階段で滑って1回転しちゃって。本当にヤバくて首にコルセットつけた状態で絶対安静だったんです(笑)」

 メンバー全員が横一列に並び歌う『さよならばかちゃん』では、彼女の復活を祝うファンたちが用意した緑色のサイリウムが一斉に振られ、感極まったゆみこーんが涙する一幕もあった。

 続いて登場したのは、セクシーな魅力でも人気の渋谷発ユニット「asfi」。翌日16日に卒業を予定していたメンバーの渡瀬純を中心に、℃-uteのカバー曲『まっさらブルージーンズ』を始めとした、アップテンポのナンバーでフロアを盛り上げた。

asfi

 3番目の登場は、「でんぱ組.inc」の妹分ユニットとして注目されている「妄想キャリブレーション」。メンバーの双葉苗が「今日は妄キャリ(妄想キャリブレーション)史上最も長い持ち時間なので、気合入れていきます!」と宣言し、ダンスナンバー『いつだって世界にファイティングポーズ』でスタート。新曲の『人生はいじわるなの…かな?』、『忘れられないクロニクル』など、合計7曲を披露した。彼女たちの出番終盤では、巨大なサークルモッシュが巻き起こるなど、盛り上がりを見せた。

 ちなみにこの日は、2月26日に発売した妄キャリの1000枚限定4thシングルが完売。「完売したら重大発表をする」という公約通り、本日16日のライブにて、5月15日に渋谷WWWにてワンマンライブを開催することを発表した。

妄想キャリブレーション

 そして、最後の登場はこの日の主役、「BELLRING少女ハート」。『アイスクリーム』、『ダーリン』などの佳曲を冒頭からMCなしでノンストップで展開していき、息切れが聞こえてくるフロアに対し、「ハァハァ(息切れ)してんじゃないわよ」と萌え萌えの罵倒。フロアからは負けじと嬌声が上がった。

BELLRING少女ハート

 また、自己紹介コーナーのファンとの掛け合いシーンでは、肩車をしてメンバーにアピールするファンが続出。普段はあまり見られない女性ファンによるアピールもあり、メンバーは(女性を支えている男性に)「必要以上に触るんじゃないよ」と注意し、笑いに包まれた。また、ライブ終盤では大柄の男性ファンがフロアに(ゆっくりと)ダイブ。両手を拡げてステージに向かって直進すると、これにはメンバーも大喜びでスマホで撮影していた。

 なお、BELLRING少女ハートは、3月29日に「TAKENOKO▲」と、4月3日には後藤まりことの2マンライブを予定。ほかのアイドルのライブでは見られないフロアの異様な盛り上がりを含め、これからも楽しみだ。
(文・写真/竹下ジャパン(甘噛みマガジン))

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