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なぜ法律事務所や貴金属メーカーがアニメイベントに!? AnimeJapan 2014で異彩を放ったブースを直撃!

2014.03.24

こちらは「銀時初号機等身大パンチング」。
「24金メッキ洞爺湖」やパネルの展示なども。

 そして、『銀魂』グッズの販売などで賑わっていたのは、中外鉱業株式会社。なぜ鉱業会社がアニメグッズを売っているのか気になってしようがないので、取材してみた。同社がこの業界に参入したのは、昨年の映画『劇場版銀魂完結篇 万事屋よ永遠なれ』から。金属系を扱う会社なので、AnimeJapan 2014では限定生産のシルバーペンダントを始め、そのほかTシャツなどの多様なグッズを展開していた。やはり専門だけあって、シルバーペンダントのレベルは高い。映画館での販売には向かないとされる高額商品も、同イベントでの売れ行きは上々ということ。

 また、版権許諾をとった商品には必ず(C)表記をいれなくてはならないのだが、シルバーペンダントのデザインを崩さずに許諾表記を入れるのは、なかなか困難なところ。そこで同社はその技術力を駆使し、10倍ルーペで見れば読めるサイズで(C)表記を刻印したのだとか。こうした甲斐あってか、昨年新規事業としてアニメグッズ制作をゼロの状態からスタートして人気ブースになるとは、驚くべきパワーを秘めた会社に違いない! 

 東京ビッグサイトの東ホール全館を使用し、とても2日では回りきれないほど多くの、そして多種多様なブースが出展していたAnimeJapan 2014。これは、来年には西も含めて全館使用にまで発展するんじゃないだろうか? 今後期待されるさらなるニッチ企業の出展から目が離せない。
(取材・文/昼間 たかし)

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