なぜ法律事務所や貴金属メーカーがアニメイベントに!? AnimeJapan 2014で異彩を放ったブースを直撃!

2014.03.24

 3月22日、23日と好評を博したAnimeJapan 2014。引き続き、AnimeJapan 2014のレポートをお送りする。アニメ制作・製作会社から出版社といった関連企業が数多くブース出展をしていた本イベントだが、今回の記事では“これは”という「キャラ立ち」したブースを紹介していきたい。

聖護院八ツ橋×マミさんのコラボパッケージ。

 まず、初回発売から2年余りを迎えて、“萌えコラボ商品の定番”ともなった八ツ橋の人気は今回も健在。販売するエクスアーツジャパン株式会社のブースは、常に行列ができている状態が続いた。この商品は、京都土産の定番である八ツ橋の老舗・聖護院八ツ橋総本店とのコラボだけに、味は間違いないのも売れている要素だろう。今回は季節限定商品の「旬菓・さくら(Ver.マミ)」に加えて、「焼きショコラ・いよかん(Ver.マミ)」も先行発売されていた。

こちらも『魔法少女まどか☆マギカ』から「なぎさのチーズケーキ」。飛ぶように売れていた。
楽天市場で総合1位を獲得した「まどかのクリスマスケーキ」のサンプル。
さすがにナマモノは展示できなかったよう。

 もうひとつ、お菓子関連で目立っていたのは、限定チーズケーキを販売したキャラクターケーキ専門店あにしゅが。同社は、約1万5000アイテムが並ぶ楽天市場で「まどかのクリスマスケーキ」を販売し、ケーキとしては異例の総合ランキング1位を獲得した企業。特にTwitterを経由して爆発したことで注目を集めたことでも知られている。その特色は、ちゃんと版権許諾を得てキャラクターケーキを販売していること。運営企業の株式会社つかさ製菓代表取締役の和田浩司氏は「私もアニメファンなので、クリエイターさんにお金が入るようにしたいと思い、ちゃんと許諾を取っているんです」と言う。また、購入したユーザーからは「味は期待していなかったのだが、美味しかった」といった反響も多く、リピーターは続々増加中だという。本当に美味しいものをユーザーに届ける。製菓業では当たり前のことは外さない。それがお菓子関連コラボ商品の鉄則のようだ。

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