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クールさは「事務所が売ってるだけ」!? 真木よう子の素顔がわかる“マンガ愛”

2014.03.22

 また、13年5月号の松本大洋との対談では、「『Sunny』は母親としては凄く胸が痛い……けど、やっぱり子供にとってどんな母親でも、その人しか母親はいないんだなって。胸が苦しくなるけど、凄く面白い作品です」と、ママキャラで売ってはいない真木にしてはめずらしく、母親としての顔も覗かせている。

 さらに、前出の「hon-nin」で、真木が愛してやまない『ピューと吹く!ジャガー』(集英社)の著者・うすた京介と対談した際には、「うすたさんは私の中のスーパーヒーローですから。ハリウッドスターよりもスターですもん」「(『ピューと~』を)毎晩寝る前に何度も何度も読んでるんです」と猛烈にアピール。挙げ句、「うすたさんと一日好きなことができるとしたら、どこに行きたいですか?」と訊かれると「普通にディズニーランドに行きたいとか思っちゃった」と言い出すほどで、完全な乙女モードに。これにはうすたも「真木さんからディズニーランドって言葉が出てくると思わなかった(笑)」と驚嘆。「普段はやっぱりクールなキャラでいらっしゃるんですか?」とうすたが尋ねると、「いや、事務所がそれで売ってるんですよ。売ってるだけです」と真木はまるで吐き捨てるように答えている。──乙女な部分とクールさが同居した、真木の魅力が伝わってくるエピソードだ。

 ちなみに、真木が今いちばん会いたいマンガ家は、『三丁目の夕日』(小学館)で知られる大御所・西岸良平。念願が叶い、「+act.」2014年3月号の連載最終回では初対面の様子が掲載されている。ここではどんな素顔の真木が見られるのか。ぜひ読んで確かめてほしい。
(文/田口いなす)

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