アニメ『星合の空』眞己と柊真の地区大会初試合! ナルシスト・ジョイを打ち破る秘策は?
2019.12.26
廃部寸前の男子中学ソフトテニス部を舞台に、ソフトテニスを通した様々な想いを胸に抱く少年たちの青春ストーリーが描かれる赤根和樹原作・監督・脚本の期待のオリジナルアニメ 第11 話がオンエアされた。
黄色い声援を浴びながら、
応援席の女子ファンに爽やかに手をふる人気者のジョイ。
眞己と柊真にとっては、どこかアウェイな空気が取り巻く。
しかも、高くて壁のようなジョイには中途半端な球は通用しない。
高い緊張感と、負けたくないという気持ちで焦る柊真に、
楽しもうと眞己は笑う。
“ダブルスは二人”…眞己と柊真はどんな方法でジョイに挑むのか…!?
今までとは異なる雰囲気で、眞己と柊真の地区大会初試合が開始する―!
試合に向かう男子ソフトテニス部の面々。だがその合間に潜む彼等の闇が恐ろしい……。
それが直央だ。部員と共に強敵に向かう眞己たちを応援するのが「楽しい」と笑うが、スマホが鳴った時の虚無の顔。そして「俺はもう違うんだ。変わるんだ」という台詞と共に目に触れないところにスマホを押し込める。不安をあおるように着信バイブが鳴り響きながら、試合が始まる。
かくして始まった、眞己たちVS人気者ジョイの試合。彼は自分がかっこいいことも、自分が強いこともわかっている。そしてそれを誇りに思っている。かなりのナルシストのようだ。
ファンたちの期待に応えるようにジョイは、眞己と柊真を圧倒。しかし、それはジョイ一人だけの力。何度も言われているが「ダブルスは二人」でやるものだ。ひとりが自己満足的に動けば付け入る隙きも出てくる。
まずジョイをボールに触れさせないよう後衛にボールを集める。そして左右に走らせるような球を狙って打つ。まるでジョイを無視したような試合運び。本人もファンも不満を漏らすがそれこそが作戦だった。
どんどん体力を削られていくジョイのペア。さらに焦りによってミスも目立つようになっていく。ジョイも自分が目立てないことへの不満が募っていくが何もできない。
そして最後はジョイのミスで試合終了。この負けで自分がソフトテニスに向いていないと感じた彼は卓球に転向すると宣言した。なんでもいいのか。
そして不穏になり続ける直央のスマホ。凛太朗の前に現れる実母など、光と闇の部分が交差する。このあと、いったい何が起こるのか……。
(文=三澤凛)