アニメ『旗揚!けものみち』イオアナと花子の過去にまつわる屈辱的な因縁…第6話

2019.11.08

『旗揚!けものみち』公式Hpより

 『この素晴らしい世界に祝福を!』の原作者・暁なつめが送る異世界ファンタジー最新作『旗揚!けものみち』。今度の舞台は、「異世界×プロレス×けもの」という異色の痛快ドタバタアクションバラエティ!? 第6話がオンエアされた。

第6話 「ポンコツ×ご主人様」

 MAOを異世界に召喚したイオアナ。彼女は花子と同じく魔界の四大公爵家の令嬢だった! 花子を憎むイオアナの過去……かつて二人は、お互いの家臣を勝負させたことがあった。そのときに、イオアナの従者であるローゼにカーミラはボロ負けしてしまい、イオアナは花子に屈辱的な仕打ちを与えたのだが……。

 今回も源蔵サイドは少なめ。召喚されたMAOを呼んだのは花子に対抗心を燃やすイオアナ。今回はこのイオアナがなぜ花子にこんなにも恨みがあるのか判明するエピソード。

 召喚されたMAOに課された使命は、源蔵を倒すこと。むしろそれが悲願で現実世界でノイローゼ気味になっていたMAOにとっては願ったりかなったりの展開。嬉しそうな彼の姿に、二人の間に何か因縁があったことを察するイオアナは、自分とハナコの因縁について思いをはせる。

 魔界の四大侯爵家の令嬢同士だった花子とイオアナ。彼女たちは小さなころから顔を合わせ、何かと勝負をしてきたが、イオアナは一度も勝てなかった。その屈辱が積もりに積もって、彼女は二人の侍女同士を戦わせることを提案する。花子についている侍女、つまりカーミラだが、彼女のポンコツっぷりは巷でも噂になるレベルだ。

 決闘当日になり、やはり決闘の結果は火を見るよりも明らかで、ボロクソに負けるカーミラ。その結果を受けてカーミラの解雇は決まったが、花子はその約束を反故にしてほしいと願い出る。彼女にとってカーミラは馬鹿でポンコツでどうしようもない侍女だが、自分のそばにいたいと自ら志願してきたかわいい存在でもあるのだ。

 反故にしたいなら相応の誠意を見せろといわれた花子は、カーミラのために二人に対して土下座をして許しを乞う。その姿に今までの勝てなかった屈辱が払しょくされ、溜飲を下げたイオアナだったが、その帰り道に改めて花子自身から決闘を申し込まれ、ボロクソに負けてしまう。

 そんな苦い過去から必ず花子に一矢報いることを心に決め、召喚したのがMAOだったのだ。花子のこと、ただの食い意地が張った子だと思っていたから、まさかそんな過去があったなんて驚きだよ……。カーミラは現在もそのポンコツっぷりを発揮しているが。

 源蔵はケモ耳以外は興味がないのでカーミラにも当りが強い。そしてまだMAOがこちらの世界にきたことを知らない。花子と源蔵のもとに襲い掛かってくる相手に、彼らはどう立ち向かうのか。あんまり気にしなさそうだが、可哀想な展開になりそうなMAOとイオアナの奮闘に期待したい。
(文=三澤凛)

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