ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』自分で釣った魚をカリっと揚げてビールで流し込む!キャンプって最高!!第2話

2019.11.05

「ひとりキャンプで食って寝る」より

 ひとりキャンプをテーマに、奇数話・偶数話で主人公が入れ替わるという新しいスタイルに挑戦した期待のドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』の第2話が先月末にオンエアされた。

 待望の女性主人公回。このドラマ25の枠は前回の『サ道』といい、今回の『ひとりキャンプで食って寝る』といい、気になってるけど敷居が高いと思っていたジャンルをテーマにしてくれてるから、ワクワクして観てしまう。

 ひとりキャンプといっていたが、始まり現れたのは二人の女性。どうやらふたりキャンプにきたようで……?

 結構な量のキャンプ道具をふたりがかりで運び、テントを組み立て料理の準備を進める。それは車に積んである、安いけれども美味しい下ごしらえのしてあるお肉のため。いい景色の海辺で肉を焼いて、直売所で買った野菜を調理してビールを飲んで堪能するという完璧なプランで、二人は重い荷物にも耐えテントを頑張って組み立てたのだ。

 諸々の準備が整い、いざお肉様を迎えようとしたその時、事件は起こった。車のキーがどこを探しても見つからない。荷物をひっくり返してもきた道を辿ってみても見つからない。車のキーがないと言うことは、車の中にあるお肉も食べることができない。

 お肉を食べにきたのに! と宏美はあっという間にキャンプへの興味を無くし、バスで帰宅の段取りを調べ始める。七子はキャンプしたかったんでしょ? と古びたラジオだけを置いて本当に帰ってしまった。
 
 一人置いていかれた七子は日が落ちていく中で、野菜のアヒージョを食し、ビールを飲み、宏美が置いて行ったラジオを片手に鍵を探したり歌を歌ったりと時間を過ごす。真夜中に一人海の近くのテントで寝るの怖くないかと思いつつも、七子は特にそういう様子もなく眠りに落ちる。

 そして夜明けと共に起き出して、ペットボトルから水を飲んだり頭から被ったりとなんだか気持ちよさそう。女性の場合、野宿のトイレ問題って大きいですよね。外の簡易トイレとか汚そうだし。あの和式の感じが怖い。生理のタイミングだと野宿は気持ち的にもハードルが高いし。七子のさっぱりとした顔は、そういう部分あんまり気にしてない感じがとてもいいな、と感じさせた。

 辺りを散策していると釣りをしている夫婦に出会う。この辺りで何が釣れるのかなどを聞いているうちに七子も釣竿を借りてやってみることに。

 釣れたぶんは奥さんのオススメ調理法、揚げを実行することに。本格的な焼き道具に油をたっぷり入れ、魚をどんどん揚げていく七子。あれもそれも持ってきてたの? というくらい用意がいい。肉を焼くだけのつもりで来たとはとても思えない魚への対応っぷりに驚くが、揚げた魚をカリッと音を立てながら食べる姿は羨ましいの一言。自分で釣った魚をその場で好きなように調理して景色の良いところで食べるとか最高だろ!! 

 味を堪能していると宏美から連絡が。なんと、宏美のカバンの中に車の鍵が入っていたというのだ。なんだよそれ。

 今すぐ迎えに来るという宏美に運転を任せることに決めて、七子は魚に合うビールを飲み始める。

 七子と宏美って本当に仲がいいんだなー。気まずくなりそうなのにそんな事もなさそう。帰り道、また別の海辺で網をひいているイベントのようなものを発見したふたりはそこに参加し様々な魚を手に取る。

 今回の経験がかなり印象的だったらしく、七子はこれから毎週キャンプいく宣言をする。一人でもいく! という意気込みらしく、ここから七子の「ひとりキャンプで食って寝る」がスタートするのだった。
(文=三澤凛)

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