アニメ『俺を好きなのはお前だけかよ』悪行の誤解が解けて平和な日常…は訪れなかった!?

　自分が“モブ”だと気づけなかった主人公と、個性的な女の子たちの学園青春ラブコメディーが描かれる話題作・第4話がオンエアされた。

04「俺がガンバった結果」
『黒幕』の正体が発覚し、学校中を駆け巡った『俺の悪行』の誤解は解けて平和な日常を取り戻した。けど、まだ取り戻せてないものがある！　それは、俺にとって大切な、サンちゃん、ひまわり、コスモスとの絆。そう、仲直りがしたい！　俺はみんなと仲直りがしたいんだ！　でもどうしてもその方法が……あん？　何だよ、パンジー？　いつもはムカつく毒舌ばっか行ってくる癖に、こういう時だけ優しい言葉で背中を押しやがって……。わーったよ。自分の素直な気持ちを正面からぶつけることにするよ。それでいいんだろ、パンジー？

　このアニメの面白い部分を言語化するのは難しい……。テンポのいい会話、今までのハーレム系アニメのセオリーを踏まえつつ、それを裏切っていく展開の妙などが詰まっている。

　前回で全てを一度失ったジョーロだったが、なんとか誤解を解くことに成功。スッキリ終わったと思いきや、やはり一度大きくこじれてしまうと簡単に元通りとはいかない。。

　ひまわり、コスモス。サンちゃんと誰とも関係が修復されないまま、空き時間はパンジーにかまってもらう日々。パンジーはこの状態を改善することを提案する。なんだかんだとやらない理由を口にする彼に「やらない理由を探す努力は何も実らせない」と背中を押す。

　押されたからには動かねばならぬ。ジョーロはまずはひまわりから、そしてサンちゃん、コスモスとそれぞれと「仲直り」をしていく。

　四角関係のようになっていたのが露呈。しかもサンちゃんの裏の顔なども知った後なので、「今まで通り」ということにはいかないだろう。だが、それもそれぞれがギスギスしていたことを水に流そうとすれば違ってくる。

　3人と仲直りしてまたさわやかな感じに仕上がった。しかし、ジョーロのこの中の誰かとキャッキャウフフすることをあきらめていないゲスさは健在。はたしてジョーロのゲスい夢は叶うのか!?

　とにかく毎回展開が斜め上なので目が離せない。次回も楽しみ！

（文＝三澤凛）