欧州バンナムが「Epic Games Store」で販売しないことを宣言し、「お、男前すぎる……」の声

2019.09.13

『バンダイナムコエンターテインメントヨーロッパ』公式サイトより

 バンダイナムコエンターテインメントヨーロッパのHerve Hoerdt氏が、Epic Gamesが提供するPCゲーム販売プラットフォーム「Epic Games Store」について言及。その内容がゲーマーの間で、「久々にバンナムを褒めたい」と話題になっている。

 海外メディア「MCV」は8月に、Herve氏のインタビューを公開。同氏はインタビューでEpic Games Storeの独占戦略について「多くのユーザーを持ち、ビジネスモデルとしても魅力的だ」と評価した。

 しかし一方でバンナムの目指すビジョンとは違うと前置きし、「できるだけ多くのファンにコンテンツを楽しんでもらいたい。だから、私たちがEpic Games Storeで販売することはない」と明かしている。

 Epic Games Storeといえば、今年11月発売予定のアクションアドベンチャー『シェンムーIII』を1年間の時限独占とすることから、“囲い込んだ”と批判が殺到。多くのゲームファンから大ブーイングを受けたことは記憶に新しい。

 今回のHerve氏の発言にゲームファンからは、「バンナムヨーロッパ君はいいこと言うなぁ!」「なんかバンナムがイケメンに見えるぞ」「Epicの戦略に疑問があったから素直にスカッとした」と賞賛の声が相次いだ。

 一方で「Epicもバンナムだけには言われたくないだろ」との厳しい意見も。実はバンダイナムコは今年4月に、欧州委員会からいわゆる“おま国”で調査を受けている。居住する国に応じてゲームの購入を制限していたので、独占禁止法違反の疑いをかけられてしまったのだ。そのため、今回のインタビューに違和感を抱く人も少なくない。

 発売側が戦略だけに囚われない、ゲームが平等に楽しめる世の中になるといいが……。

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