『ナカノヒトゲノム【実況中】』全員強制参加のデスゲーム!擬態能力を持ったモンスターにどう立ち向かうのか?

2019.07.23

 帰還を賭けたリアル脱出ゲーム『ナカノヒトゲノム』の実況が今始まる—– !!

第3話「CLUMSY PRETENDER」
 パカを追って、ゲノムタワーの進入禁止エリアに潜入したカイコクとザクロだったが、あっさりと見つかってしまった。
 ペナルティとして難易度Sのゲーム「ミミクリー・マンイーター殲滅」に全員強制参加させられることになったアカツキたち。
 いきなりタワー内に巨大な植物が現れ、その蔦は13番街のメンバーに擬態して襲いかかってくる。

 カイコクとザクロがパカの素性とゲームの謎に迫ろうとしたため、全員強制参加のゲームがスタートしてしまった。このゲームは参加者が死んでも怪我しても別にいいと思っているのだろう。今回のゲームは殺傷能力の強そうなモンスターを相手にするものであり、それに対するケアとか説明が不十分に感じられた。それはやはり、自分たちの力で解決が出来ない場合は死ぬこともあると、意味しているのだろうか。

 まるで食虫植物のような見た目のミミクリー。仲間の誰かに化けて目の前に現れることから合言葉を決めた。

 3話目にしてやっとキャラクターそれぞれの本性が現れてきた。いつもイライラとした態度と目の下のクマが特徴的なアンヤは、家系的に睡眠障害が出やすいという。睡眠薬を飲んで強制的に眠るか、限界まで起き続けて電池切れを待つしかないというが、ミミクリーから逃げ始めた途端に電池が切れた。寝起きのボケボケした感じがかわいかったものの、眠りの状況が不自由だとゲームクリアにも支障が出そうだ。

 おせっかいなアカツキがパカに頼んで睡眠薬を頼めばいいのでは、と提案するも突っぱねる。それは薬が嫌なのか、それともパカから何かもらうことに抵抗があるのだろうか。

 そして眼鏡っ子のマッドサイエンティスト、ユズ。前回のラストでアカツキへの異常な執着心を見せた彼女が、今回のクリアには一役を買った。痴漢対策(?)に持ち歩いていた毒を皆に配り、ミミクリーを倒す手立てを生み出した。その毒で続々とミミクリーを倒す面々。

 ミミクリー退治も佳境に入ったときに、夜中トイレにたったアカツキの前に立ちはだかるユズ。夜中の建物のトイレってただでさえ怖いのに、このユズの登場はかなりの恐怖だった。手を洗ってて顔をふとあげて鏡を見たら後ろにいるとか無理! そんでもってそこから突然襲ってくるとかもっと無理。ハンマーで突然ガツンと仲間から殴られそうになったら息が止まる。

 しかし、なぜか冷静なアカツキ。そう、このアカツキはミミクリーだったのだ。ずっとずっとアカツキを追いかけまわし監視し続けていたユズは、ほんの少しの違和感をも気付き、偽物であると断定していたのだ。

 アカツキを観察し続ける理由が「好意と恨みと好奇心」ということだが、恨みとは一体なんなのか。とにかくユズのアカツキへの執着がひたすらに怖い回であった。無事、偽アカツキを倒したことで、今回のゲームは終了。

 ユズのアカツキへの執着とはなんなのか。またパカが漏らした13番街の意味など、まだまだ謎が多い物語。個人的にアカツキって何かありそうなので、その掘り下げが楽しみだ。来週は一体どんなゲームが用意されているのだろうか。
(文=三澤凛)

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