“アニメ化=成功”は過去の話!? アプリ『ぱすてるメモリーズ』がサービス終了を発表

2019.06.21

『ぱすてるメモリーズ』公式サイトより

 アニメ化もしたスマートフォン向けアプリ『ぱすてるメモリーズ』がサービス終了を発表。ある程度名を知られたゲームだったため、「もう“アニメ化=成功”って時代じゃないんだな……」といった声が上がっていた。

 同ゲームの公式サイトでは、「2019年8月6日(火)15時をもちまして、サービスを終了させていただくことになりました」と告知。またサービス終了に向けて、ストーリーやクエストが解放されるという。

『ぱすてるメモリーズ』は2017年10月23日にサービスが開始された“オタクガールズRPG”で、オタク文化が衰退してしまった「アキハバラ」を舞台にオタク女子たちと“思い出”を取り戻していくという内容。今年1月には、project No.9 INCによるTVアニメが放送されており、さらなる盛り上がりを見せるように思われた。

 しかしアニメ放送終了からほどなくして、アプリのサービス終了を発表。これにユーザーからは、「割とメジャータイトルだったのにもう終わっちゃうの?」「こんなに早く終わるならなんでアニメ化したのか謎」「もうちょっと続くものだと思ってた」「世界観は割と好みだったのに……」と驚きの声が上がっている。

 また「最近アニメ化した後すぐに終わっちゃうスマホゲー多すぎでは?」との指摘も。確かに昨年10月にアニメ化された『ソラとウミのアイダ』も、今年の5月にサービス終了していた。またシミュレーションRPG『あかねさす少女』は、アニメ版の放送と同時期の2018年10月にサービス開始。そしてアニメ放送終了と同時期の2018年12月にサービス終了を発表している。

 ひと昔前なら人気ゲームの証とも捉えられていたアニメ化だが、昨今ではそうでもない模様。そのためネット上では、「スマホゲーのアニメ化ってむしろデバフなのでは?」「お金ばっかりかかってあまり利益なさそう」「よほど質の高いアニメじゃなきゃ新規呼び込めないでしょ」「今となってはアニメ化されたらサービス終了を覚悟するレベル」と案ずる声も上がっていた。

 数々のゲームがリリースされては消えるスマトフォンゲーム界隈。アニメ化などのメディアミックスも生き残り戦略の1つだが、長く続くためにはプラスアルファのアピールポイントが必要なのかもしれない。

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