『Fate/Grand Order』の“パクリ疑惑”に作家・綾辻行人が神対応

2019.05.28

『Fate/Grand Order』 公式サイトより

 今年5月、アプリ『Fate/Grand Order』で「惑う鳴鳳荘の考察」というイベントが開催。イベント名が綾辻行人のミステリー小説『鳴風荘事件 殺人方程式II』に酷似していると話題になっていたが、作者本人がTwitterで言及し人々をざわつかせている。

 綾辻は同イベントに触れ、「うーん、確かにこの字面は……(笑)」とツイート。この一文ではどのような心情なのかわからないが、「先生に許可取ってないってマジ?『FGO』ヤバくね?」「これは訴えられても仕方ない」「『FGO』運営は一度怒られた方がいい」と色めき立つ人が続出した。

 しかし綾辻は続けて、「FGOが何なのかは把握しているし、奈須きのこさんも円居挽くんも知り合いなので、決して気分を害しているとかいう話ではありませんよ。ただ、今回の『鳴鳳荘』は字面があまりにも『鳴風荘』まんまなので、『あれまあ』と笑ってしまっただけ」と投稿。また「『鳴風荘』→『鳴鳳荘』の『許可』云々については、別に事前の打診が必要なレベルの問題はないでしょう、というのが私見」ともフォローしている。

 どうやら全然気にしていなかったようで、SNSなどでは「さすが綾辻先生。器が大きい」「先生本人がこう言ってるんだし、“パクリ”って批判してた人は一回落ち着こう」「こんな丁寧にフォローしてくれるなんて神対応すぎる」といった声が。今回の騒動は無事鎮静化したようだ。

 ちなみにこの一件で綾辻作品に興味を持つ人も多く、「『鳴風荘事件』買ってしまった」という声も。今まで読んだことがないという人は、これを機に触れてみてはいかがだろうか。

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