きっと艦娘って朝鮮や台湾からも徴兵しているよな……とか考える『艦隊これくしょん -艦これ-』6周年

2019.04.25

『艦隊これくしょん -艦これ-』がいよいよ6周年に突入した。これと共に投入された金剛改二丙にクラッときているのは、筆者だけではないハズである。

 6周年突入するという快挙に至る道は決して平坦な道ではなかった。とりわけ、TVアニメ第一期は不評を買い「オワコン」のレッテルを貼られたこともあった。ちょうど、TVアニメが不評だった時期にKADOKAWAの角川歴彦会長と遭遇した。いくつかの雑談の中で『艦これ』のことを触れると会長は、こういったのだ。

「『艦これ』はまだまだ伸びますよ」

 企業のトップとして、常に弱気にならずに自信ありげなポーズを見せておかなければならないのかと思ったら、そうではなかった。毀誉褒貶の激しかったTVアニメであるが、その後、劇場版でさまざまな疑問を回収。さらに、今度は時雨を主人公に二期も予定されているというではないか。

『艦これ』の登場によって、さまざまな状況が変わったのは確かである。それまで、軍艦の名前とか戦史なんてオタクの中でも限られた趣味になっていたと思う。そうした話を『艦これ』に絡めて気軽にすることができるようになった。もちろん、そうした盛り上がりにも光と影の部分がある。

 先日、ある『艦これ』の「聖地」を訪問して地元の人と話をした。その土地では史実の軍艦にまつわるグッズも販売している。そして『艦これ』がきっかけで訪れる人も多い。でも、地元の人の気持ちは複雑だ。

「確かに人は大勢来てくれるけど。戦争のことだし、たくさんの方が亡くなられているので、大っぴらに楽しむとか儲けるのは割り切れない部分もあります」

 考えてみればすでに6年。大東亜戦争だって4年くらいしかやっていないのに『艦これ』世界では6年も総力戦体制が続いているということか。そろそろ内閣が倒れるとか陛下が激怒してもおかしくない状況なんじゃなかろうか。

 いや、きっと艦娘のなり手も足りなくて、臨時召集は乱発。朝鮮とか台湾でも徴兵を実施する話が具体化していたり。これで勝てばいいけど負けたら艦娘たちもBC級戦犯で……とか、話しているとだいたいの人はついてこない。なぜだ。

(文=昼間 たかし)

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