『サザエさん』で「タラちゃん空気を読む」というネット民歓喜のエピソード放送! タラオに罵声が飛び交うお祭り騒ぎに!

2017.05.31

アニメ『サザエさん』公式サイトより。

 5月28日にTVアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)が放送された。先週の次回予告の時点で、ネット上のファンからの期待が高まっていたエピソードもあったので、ネットの声とともにその内容を紹介したい。

 期待が集まっていたのは作品No.7627の「タラちゃん空気を読む」。ネットである意味大人気のタラオが主役回ということで、タイトルコールからして、「神回の予感www」「なんだこのタイトルはwww」「タラヲが空気を読むとか何の冗談だ」と大盛り上がり。

 さて物語の内容はというと……ある日、サザエがワカメが楽しみにとっておいたケーキを間違えて食べてしまう。そこでワカメにばれないように新しいケーキを買ってきて、ワカメが残しておいたケーキと同じような形にケーキを切り分けることに。切り分けた時に出てきたケーキの切れ端はタラオに食べさせた。

 その後外から帰ってきたワカメは何も気付かずにケーキを食べだすのだが、ワカメに「タラちゃん少し分けてあげようか?」と聞かれたタラオは、「いいですよ。僕そこ食べたです」と、いつもの如くチクリ魔っぷりを発揮してあっさりサザエの策略をばらしてしまう。

 そこでワカメが怒ることはなかったのだが、サザエは「せっかく同じケーキを買いに行ったのに水の泡だったわ」と肩を落とす。カツオに「タラちゃんに口止めしておけばよかったんだよ」と言われると、「しなくても分かると思ったのよ」と、我が子・タラオの知能レベルに少しガッカリしたようす。そしてこの会話を聞いてたマスオは「タラちゃんに空気を読めと言っても無理だよ」と笑ってしまう。

 それを受けてタラオは空気を読みたいと言い出し始めるのだが、「空気を読む」とはどういうことなのか3歳児のタラオに説明するのはなかなか難しい。一方タイコによると、まだ1歳半程度のイクラはすでに空気を読んだ行動をとるという。なんでも、ある日夫婦喧嘩をした際、イクラはどちらの味方にもならない立場をとっていたというのだ。これにネット民は大喜びで「イクラ以下のタラヲwww」「イクラ>>>>タラヲ(笑)」「タラヲ惨敗www」と、ここぞとばかりにタラオをディスる。

 さらにこの後、タラオは母親と喧嘩しているリカちゃんのもとへ遊びに行くというKYっぷりを発揮してリカちゃんに「タラちゃんなんか嫌い、もう遊ばない」とブチ切れられてしまう。もちろんネット民は「タラヲざまああああwww」「タラヲ嫌われまくりww」と大喜び。

 どうしても空気を読みたいタラオは、今度は裏のおじいさんの家を訪ね、空気の読み方を教えてもらうことに。すると裏のおじいさんは「わしは空気を読めんこともないが、なるべく読まんことにしとる。空気を読むと疲れてかなわんからのう」と年長者ならではの、なんとも深い言葉を放ち、こうしてタラオは空気を読みたいという気持ちから少し解放されたのだった、というオチで、結局タラオは空気を読めないままであった。なお、このエピソードの脚本を担当したのはベテランで、“堀川くん”登場エピソードを多く手掛けていることでも知られる雪室俊一氏。さすがだ。

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング