『サザエさん×スカッとジャパン』が大反響!! 「磯野家最強兵器・波平敗れる」　イヤミ課長を撃退したのはあの以外な人物!?

　24日、史上最低の視聴率7.7％に沈んだ『FNS27時間テレビフェスティバル！』内で放送された『サザエさん』。人気バラエティ番組『痛快TV スカッとジャパン』（以下、『スカッとジャパン』）とコラボしたことで話題になったようなので（放送局は全てフジテレビ系）、気になる内容を視聴者の反応と共に紹介。

『サザエさん』と『スカッとジャパン』がコラボしたのは、3エピソードある中の1つ「磯野家スカッと大作戦」。冒頭からさっそく『スカッとジャパン』のMC、ウッチャンこと内村光良と、同番組で悪女キャラをよく演じている菜々緒が登場。公園で座っている菜々緒の周りをうろうろする内村に、菜々緒は「私の美しさに見惚れるのはわかるけど、目障りなのよ！」と一喝して追い払ったのだが、その様子をみていたサザエとその友人が「あれウッチャンじゃない？」「水を飲みにきたんじゃないかしら？」と会話。なんと菜々緒は公園の水飲み場に腰をかけていたのだ。自身の非に気付いた菜々緒は顔を赤らめて反省。しょっぱなからスカッとする展開であった。

　内村の台詞は「えっと、あれ？ たしか……」「す、すいませーん！」「水飲みたかったなー」というものだけだったが、「声若いな」「こう聞くとやっぱいい声だよなー」「普通に上手い」と絶賛の声があがった。劇団に所属していたことがあり、舞台経験もあり、なにより日本を代表する“憑依型”のコント芸人だけあって、声優という仕事もお手の物だったようだ。内村の出番はこれだけだったが「もっと見たかった」と惜しむ声も多かった。

　さて、その後『サザエさん』では、「はい、論破」でお馴染みの『スカッとジャパン』の木下ほうか演じる“イヤミ課長”こと馬場課長がその役のまま登場。公園で野球をしているカツオたちのボールが馬場の家に入り、それを取りに行ったカツオたちと馬場が対面した。「ごめんなさい」と謝るカツオたちに馬場は「何度も何度も君たちには学習能力ってものがないのかい？」と嫌味を言う。「僕たち初めてなんですけど……」と返すカツオに、さらに馬場は「うわっビックリした。迷惑かけた上に口答えするんだー」と嫌味を加え、もうここで野球をしないって約束をしないとボールを返さないといったのだ。困るカツオたちをみて馬場は「はい、論破」と決め台詞を放った。これには「「はい論破キターー」「ウザすぎいいいい」「何も論破してない件ｗ」と大反響。

　このことをカツオが家で話すと、なんと波平も馬場に嫌味を言われたことがあると語りだした。ある日、電車のホームで傘を使いゴルフの素振りをしている馬場に波平が「ホームでゴルフの真似事は危ないですよ」と注意すると、馬場は「アウトー！　プロ級の僕に向かって真似事はないでしょー」とイチャモンをつけて、波平にゴルフを指導し始める。しぶしぶ付き合う波平に馬場は「あなたこそ、そんなことしてちゃ遅刻しますよー。はい論破」と一人だけ電車に乗り込み、波平は置いて行かれたのだ。カンカンで怒る波平に視聴者は「波平にまでケンカ売ってたのか」「波平がやられると、誰がスカッとさせてくれるんだ」「磯野家最強兵器・波平破れる」と落胆の声を上げたのだが、磯野家のとある人物2人が馬場をやっつけて“スカッと”させてくれた。

　まずはサザエ。魚屋にいるサザエに、自称・釣り名人の馬場が話しかけてきて、新鮮な“アジ”の見分け方をどや顔で語り「はい論破」と繰り出すも、サザエは「これアジじゃなくてイワシだわ」とツッコミ、馬場は赤っ恥をかいたのだ。

　そしてネット界の嫌われ番長・タラオも馬場を撃退する。ある日、馬場は自身の家に入り込んだ磯野家のペット・タマを「うちの猫だよ」と主張。これには「マジキチだ」「ただの犯罪者やんけ」と嫌味の粋ではないとツッコミが入ったが、タマも馬場に撫でられてゴロゴロと声をだしてすっかり懐いてしまっている。この様子を見てサザエ、カツオ、ワカメは「あんなに喜んでる」「もうだめだぁ」と打つ手がなくなっていたのだが、タラオは「おじさん凄いです」「（撫でるのを）やめちゃだめですよ」と挑発。「そろそろ良いんじゃないのかな？」と疲れてきた馬場に「もっとやるです」とタラオは続け、結局馬場は根負けして磯野家にタマを返したのだった。これには「有能タラオ」「初めてタラオが役に立った」「マジ基地にはマジ基地で対応か」と珍しくタラオに称賛の声が。

　また、今週のサザエさんにはあの堀川君も登場し、なぜか波平の絵を描きたいと言いだす安定のサイコパス言動で、27時間テレビの視聴者に衝撃を与えていた。視聴率が低迷する『サザエさん』だが、普段視聴しない層が見る回にあえて堀川君をぶつけるという采配。これが吉と出るのか、来週以降の視聴率にも注目だ。