アプリゲーム情報【アプリメント】

アプリ『Toys’Parade』制作者が豪華すぎて「こりゃあ課金まっしぐらなゲームになりそうだな」!?

2016.04.30

――日夜膨大な量がリリースされるアプリゲーム関連情報。注目情報から世間の反応までを概観します。(週2回更新予定)

■『Toys’Parade』

『Toys’Parade』リリースより。

 ザッパラスがスマートフォン向けゲームアプリ『Toys’Parade』の事前登録を開始した。女の子向けの王道RPGと銘打っているのだが、何故だか紳士から「登録した」「女の子向けと聞いて」「おじさんは雑食なんや」と、なぜか早くも人気を見せている。しかもこのアプリ、キービジュアルを天野喜孝、キャラクター原案を天野喜孝、D[diː](ディー)、楽曲提供をヒャダイン、主題歌はIMALUと、やたらと豪華な面々が手掛けるとあって「ギャランティーが億を超えそう」「アプリゲームに金使い過ぎだろ!」「こりゃあ課金まっしぐらなゲームになりそうだな」という声が上がっている。

 同アプリはありそうでなかった女の子向けRPGということで、世界観はファンタジー一色。探し物を探して、どうしてだか絵本のようなおもちゃの世界「ファンタジア」に迷い込んでしまった女の子・リサ。不可思議な世界で出会った妖精のフォンテに「探し物を返すから、その代わりに果ての魔女の呪いを解いて」とお願いされ、失われた音楽を探す旅に出ることに――。と、まったりとしたイメージしかない内容であるが、豪華すぎる面々の名を前に、「これは完全に女子向けじゃなく、金持ったおじさん向けアプリだな」「このメンツで運営していくには大量の金が必要だろ」「また福沢さんが亡命の旅に…」といった声が漏れている。

 今回キービジュアルを手掛ける天野喜孝と言えば、舞台美術や衣装デザインも手掛ける名イラストレーター。1987年に第一作目が発売され、全タイトルの世界累計出荷台数が1億本以上に上る大人気ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターデザインを手掛け、またゲーム以外にも1975年から放送された『タイムボカン』シリーズ、2009年には『ジャングル大帝』など多くのアニメーションのキャラクターデザインを手掛けてきた。

 14年には、毎年日本テレビで放送されている『24時間テレビ』で収益金全てが募金に回るという「チャリTシャツ」のデザインにも携わった。「(デザインが完成するまで)1カ月半ほどかかった」というTシャツには、金髪の可愛らしい妖精と、その周りに6匹の小さなドラゴンが描かれ「妖精が可愛い!」「この妖精めっちゃ好き!」と大人気を博した。

 今回のアプリにも可愛らしい妖精が登場するため、「デジャヴか」「天野喜孝先生の妖精を見ると思い出す~」「金取りの妖精現る!!」と声が上がったが、アプリの課金で金儲けを企むのは今のご時世、至って当たり前のこと。

 天野以外にも、人気ブランドとのコラボで有名となったイラストレーター・D[diː](ディー)や、ももクロ、AKB48など多くの有名アイドルに楽曲を提供する人気絶頂のヒャダイン、ちょっと微妙なところではミュージシャン、タレント、モデルのIMALUなど、有名どころのオールスターが集結してアプリを作るとなれば、「重課金ゲーム」を心配する声が高くなるのも無理はないかもしれない。無垢で可愛らしい妖精・フォンテが金の亡者なのだとしたら、実は紳士を食い尽くす邪悪なアプリなのかもしれない……。

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