短い出番にいきどおりながらもラブライバーはご満悦、μ’s紅白出演でお茶の間はほんとうに冷えたのか?

2016.01.04

『NHK紅白歌合戦』の公式Twitter(@nhk_kouhaku)より。

 12月31日に行われた『第66回 NHK紅白歌合戦』(以下、『紅白』)で乃木坂46、星野源、BUMP OF CHICKENらと共に、『紅白』初出場を果たした声優ユニット・μ’s。紅組6番手として登場し、TVアニメ『ラブライブ!』第2期OP曲「それは僕たちの奇跡」を熱唱した。会場にもサイリウムを持つ人が目立ち、盛り上がってはいたが、多くのμ’s初見となる一般視聴者との温度差はどうだったのか。

 28日に事務所から発表されたとおり、南條愛乃は不在となり、残念ながら8人で『紅白』に出場することになってしまったμ’s。ただ、たとえ9人でなくとも全力のパフォーマンスを披露するとばかりに、「明日は、最高の日にしようっ」(新田恵海/@Nitta_Emi)、「さーて!いよいよだ」(三森すず子/@mimori_suzuko)、「ラブライブ!μ’s 南ことり役 内田彩、頑張ります」(内田彩/@aya_uchida)、「2015年最高の締めくくりにしたいと思います」(飯田里穂/@rippialoha)など、メンバーそれぞれが意気込みを語り、本番に臨んだ。

『紅白』公式Twitter(@nhk_kouhaku)による「μ’s『それは僕たちの奇跡』 今年話題沸騰、社会現象にまでなったアニメ『ラブライブ!』。ついにμ’sが夢の舞台に立ちます!南條愛乃さんの想いとともに」というツイートには1万近くのRT。また、そのツイートに対し「μ’s感動をありがとう!」「めっちゃ良かった」「μ’sのおかげで元気出る」「ありがとうNHK」「泣かせてくれるじゃないですか」「南條さんを配慮してくれるとは、お優しいですね」「来年もお願いします」といったリプライが届くなど、ラブライバーも満足のステージとなったようだ。

 また、パフォーマンス前に流れた「ラブライブ!紅白スペシャルアニメ」も、「おお!描き下ろしPV!」「これは嬉しい演出」と好評で、さらに「応援裏実況」のT.M.Revolution・西川貴教も「9人目はここにいるよ!」「9人の思いがひとつになっているから」と熱狂した。

 ただ、出演シーンが僅か2分程度ということに対し、「短い!」「もっと見せてよ」「TVサイズじゃ足りない!」との不満もあがっていた。さらに、放送前から懸念されていた一般視聴者の困惑はあったようで、「この人たちは声優さんなの? 歌手なの? アイドルなの? 聞かれてこまった」といった声から、「センター、なんかやたら太って見えるんやけど?」「出てきて感動したんですが、パパの『え?この子たちアイドルなん?かわいい子いないじゃん?』とかいう心ない発言にギザギザハートだよ」といった悲しい報告まで、多様な声も見られた。

 しかし、こうしたつぶやきをする人に対し、「全部、自分が思ってるだけ」「家族の前で、これだけ悪口吐くほうがおかしい」という反論や、「「ちくしょう。μ’sがかわいそすぎる。完全に色物扱いだった」などμ’sに同情する声があがったほか、「アンチがここぞと叩いているだけ」「むしろ1部はアニメからμ’sにかけて数字があがっているじゃねーか」という声も。

 関東地区の平均視聴率が、調査開始以来ワーストの39.2%(2部/ビデオリサーチ調べ)となってしまった『紅白』。正式な発表があったわけではないが、他番組などによる分単位のグラフなどを見ると、「アニメ紅白」からμ’sに至る20時前後の時間帯は、若干数字があがっているようにも見える。もちろんファンからは「μ’sしか見どころがなかった」「μ’sだけ観て満足」「μ’sとMISIAと小林幸子だけ観た」という声があがっているのだから、貢献したほうに属するのではないだろうか。露出すればするほど否定的な声も上がりやすくなってしまうものだが、『紅白』に関わらず、これからもテレビ出演を続けてほしい。

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