「コンマイ死亡！」 小島秀夫氏、コナミを退社し新スタジオ設立!!　SCEと契約で『メタルギア』クル―――!?

　こじれていると見られていた、コナミデジタルエンタテインメント（以下、コナミ）と小島秀夫氏の関係がようやく決着したようだ。小島氏は今月15日にコナミを退社。さらに翌16日、SCE（ソニー・コンピュータエンタテインメント）が、小島氏が新たに設立するスタジオ「コジマプロダクション」との契約を締結すると発表し、ゲーマー界隈を沸かせている。

　16日のSCEの発表では、「コジマプロダクション」第1作目をプレイステーション 4向け独占タイトルとして制作することも伝えている。経緯までは語られていないが、SCE代表取締役社長兼グローバルCEOのアンドリュー・ハウス氏は、「小島氏がもたらしてきた革新的なゲーム体験と魅力的な作品は『プレイステーション』の歴史にとって欠かせないもの――今回のパートナーシップを通じて、小島氏と共に魅力的なタイトルの制作に携われることにとてもわくわくしています」と胸中を明かた。

　一方の小島氏も、「この度、独立スタジオとして新たに挑戦をすることになりましたが、今まで共に歩んできた『プレイステーション』とあらためて今回パートナーを組めることを非常に嬉しく感じております。『プレイステーション』と共に素晴らしいフランチャイズとなる作品を作っていきますので、是非ご期待ください」と、再出発の意気込みと喜びをSCEの公式サイトに寄せている。

　また、16日の小島氏（@Kojima_Hideo）の「新スタジオのウェブサイトを立ち上げました」というツイートにもあるように、「コジマプロダクション」の公式サイトがオープン。サイトにはロゴと思われる、騎士兜のようなものを被った横向きの髑髏（しゃれこうべ）が浮かび上がる。

　小島氏の新たな一歩に、ゲーマーも「やったぜ」「朗報やん」「全力応援！」「小島がんばれ！」「日本で硬派なゲームクリエイターって小島くらいだよな」と歓喜し、ファンも小島氏のツイートに「マジ応援よ！」「おめでとうございます。そして、おかえりなさい」「待ってました！新しいコジプロのロゴについて行きます！」「監督うううウウウ～」とエールを送っている。

　また、やはりというか、小島氏といえば『メタルギアソリッド』（コナミ）であり、「『メタルギア』こっちで作ってくれへんか」「新しい『メタルギア』作ってくれればええわ」「SCEバックなら『メタルギア』続編もあり得るんちゃうか」といった声も多い。ただ、コナミを退社しているのも事実で、「ライセンスの問題で『メタルギア』とかは出せないんちゃうか？」「『メタルギア』の新作はもう出ないってこと？」「新しいシリーズでやってかなあかんね」と諦めるゲーマーも見られる。

　小島氏との一件以来、コナミにはアンチが多く「グッバイコナミ」「コナミ逝ったぁぁぁ！」「KONAMIの株が流れそう」「コンマイ（コナミのスラング）死亡！」「コンマイ、ドンマイ」といった声が上がっているが、コナミは『メタルギアソリッド』の制作を許してくれるのだろうか。しかし、たとえ『メタルギアソリッド』がなくとも、「コジマプロダクション」公式サイトの“MESSAGE”につづられる「わたしたちは、たとえこの世界が、どんなに不毛の荒野になろうとも――いや、そこに花を咲かせるためにも、遊びを創造しつづけます。遊びの創造の向こうに、新たな進化が待っています」という言葉を信じ、『メタルギアソリッド』を超えるゲームの提供に期待したい。