「テニミュファンを殺しにかかっている」「この番組早く終われ」 『ラストキス』にテニミュ俳優“出過ぎ”問題

“最後に必ずキス”をする擬似恋愛ドキュメント番組『ラストキス～最後にキスするデート（以下、ラストキス）』（TBS系）で、“テニミュ”ことミュージカル『テニスの王子様』俳優の出演が続いている。

「ここ最近、『ラストキス』の“テニミュ俳優推し”は目に余るものがあります。先月10日放送分に、テニミュで幸村精市を演じた神永圭佑が出演すると、その翌週には橘桔平を演じた北代高士が出演。スタジオ企画だった週を空けて、今月1日には、仁王雅治を演じた久保田秀敏が出演しました。来週放送分では、渡邊オサムを演じた君沢ユウキが出演することが発表されています」（エンタメライター）

　斎藤工や城田優などを輩出していることで知られるテニミュだが、テニミュ俳優のその後は、舞台を中心に活動する者がほとんど。そう考えると、このたびの『ラストキス』出演は、彼らにとって貴重なテレビ出演とも言えるが、テニミュファンや俳優のファンは複雑な心境を抱いているという。

「たしかに、舞台をメインに活躍する彼らにとって『ラストキス』出演は、貴重なテレビ出演と言えるでしょう。実際、ネットに『ラストキスに出てた人かっこよかった！』といった声が上がるなど、認知度を上げたり、新たなファンを獲得するきっかけにもなっているようです。しかし、前から彼らを応援していたテニミュファン、俳優のファンたちは複雑でしょうね。仕事とはいえ、好きな俳優が擬似ながらも恋愛をし、キスをするのですから。ネットにもファンから『テニミュ俳優ばかり狙っているけど誰得なの…』『出演するメリットあるの？』『この番組早く終われ』といった批判めいた声が上がっています」（同）

　1日放送の『ラストキス』では、久保田とグラビアアイドルの橋本マナミが1日限定のカップルとなり、東京・吉祥寺をデート。肝心のキスシーンでは、「またデートできたらしたいって純粋に思う」と久保田がささやき橋本にキス。そのまま終わるかと思えば、なんと橋本が久保田にお返しのキスをするという濃厚な内容だった。

　次週登場する君沢は、自身のTwitterで「来週火曜深夜に人前でキスをさらすことになりました お恥ずかしい限りです よかったら自分が江ノ島に来てると思って見てみてね おじさんエスコート頑張ります」とコメントを残している。「ラストキスってテニミュに恨みでもあんのか」「テニミュファンを殺しにかかっている」という声も上がる中、『ラストキス』がこれからもテニミュ俳優を起用するのか、注視したい。