Psycho le Cemuメンバーが、ライブでエアロビ!? ヴィジュアル系ユニット・Daccoの“エアロビコンサート”を突撃

2015.07.23

Daccoによる「エアロビコンサート」の様子。
客煽りのように見えるが、そういうわけではない。

 6月20日、ヴィジュアル系ユニット・Daccoによる“エアロビコンサート”が新宿BLAZEで行われた。

 DaccoはLidaとYURAサマ(※「サマ」まで名前)の2人組。1990年代後半に登場したビジュアル系バンド「Psycho le Cemu(サイコルシェイム)」のメンバー2人、といえば90年代育ちには馴染みがあるだろう。

 もともとDaccoのコンサートはダンサブルな曲に合わせた振り付けがあり、そこからエアロビクスのステップや動きを取り入れて発展させたのが「エアコン」(※エアロビクスコンサートの略)だ。なお、YURAサマは「AFAA認定エアロビクス&フィットネスインストラクター」の国際ライセンスを取得している本格派である。

 2013年の開始当初からソールドアウト続出で、瞬く間に人気イベントになった「エアコン」は、これまでに全国各地で40回以上開催されている。彼らのファンはもちろんのこと、運動不足を感じている20~30代のヴィジュアル系ファンの女性も足を運んでいるのだという。

会場となった新宿BLAZE。比較的なんでもアリのハコだが、まさかこの中で昼間からエアロビが行われるとは道行く人は思うまい。

 会場の新宿BLAZEも、普段はアイドルやバンドの公演が行われているライブハウスだが、この日だけはいつもと様子が違い、ジャージ姿の女性だらけ。ドリンクカウンターにも、ライブハウスらしくない水やスポーツドリンクなどのペットボトルが並んでいる。

 ステージには「グレープバイン」「ボックスステップ」などのステップの手順を書いた紙が貼られ(ちなみに、このステップ図が背中にプリントされたTシャツも物販で販売中)、フロアの床には人と人との間隔をとるためのテープ、所謂「バミリ」がほどこされており、一般的なライブとはかなり違う様相を見せていた。

普段のライブであればアルコール類が並ぶドリンクカウンターも、この日は本気のスポーツ仕様。
暗くて少々見えづらいが、この白いバツ印がお客さんの立ち位置のバミリ。
物販で売られている特製Tシャツ。前に立っている人がこれを着ていると、ステップが格段にわかりやすくなってラッキー。

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