「思いっきり殴りたい」と嗜虐心を煽る一面も? ロボット「BUDDY」は家庭用ロボ普及の第一歩になれるか!?

2015.07.14

「INDIEGOGO」内BUDDY紹介ページより。

 先月20日に1000台限定で発売された、感情認識ヒューマノイドロボット「Pepper」は受付開始1分で完売! 世間のロボットに対する関心の高さが話題となった。Pepperの興奮冷めやらぬ中、フランス人が開発したとあるロボットが一部で話題を呼んでいる。その名は「BUDDY」。家族を識別してコミュニケーションが取れるキュートなロボットだ。

 フランスで思い出されるのが、アルデバラン・ロボティクス社製のヒューマノイド・ロボット「Nao」。身長58センチと小柄でありながら、多彩な双方向性を備え、話す、踊る、転倒の検知、転倒時に起立、サッカーをする、物を掴む、無線LANでインターネットに接続するといった動作をこなす優れたロボットである。2010年、東京大学に30体導入され、教育と研究への利用が開始された。

 現在話題を呼んでいる「BUDDY」は、家族を識別しコミュニケーションが取れるほか、留守中の家を守る、子供とかくれんぼして遊んだり勉強したりできる、写真や動画を撮ってソーシャルメディアにアップしたりする、といった優れた機能を持つ。見た目は掃除機のような形で、本来掃除機のホースが出ている部分に“雪見だいふく”を半分に切ったような顔が付いており、かわいらしい……のだが、「フランス感ゼロ」「思いっきり殴りたい」「首に水平チョップ入れてみたい」など、散々な言われようだ。

 また、キラキラ&くるりとしたまん丸な愛らしい目は、「ハム太郎かよ!」「完全にカービィ」「プリキュアみたいな目だな」と、アニメキャラなどを彷彿とさせる。ほかには、撮影・動画機能が付いているということで「盗撮魔かよ」「ハッキングしたらどうなるかな」など、良からぬことを考える声もちらほら。しかし、中には「掃除機機能も付けてくれたらルンバの代わりに買うわ」「殴ったら泣き出すとか、謝るとか、反応があればちょっと欲しい」と、興味を引かれる人々も少なくなかった。

 即完売となった「Pepper」、東京大学で活躍中の「Nao」、そして、今回紹介した「BUDDY」。家庭用ロボットが一般家庭にやってくる時代はもうすぐそこかもしれない。

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