「しまじろうの闇を感じる」 アニメ『しまじろう』で“動物が牧場に行く”異常事態!?

2015.05.29

 毎週土曜日に放送されているキッズ番組『しまじろうのわお!』(テレビ東京系)が“異様だった”と、話題を集めている。

 話題を呼んだ放送回は、5月23日に同番組内で放送されたアニメ「ハナコの おかあさん」。同作はトラのしまじろうをはじめ、動物をモチーフとしたキャラが登場することでおなじみだが、この回でしまじろうたちは幼稚園の遠足で牧場に行くことに。“動物が牧場に行く”といった違和感を感じずにはいられない展開。放送ではウサギであるみみりんが「かわいい動物にさわりたーい!」と言っていたり、しまじろうたちが牛や馬と戯れるなど、異様な光景が繰り広げられていた。

 ネットでは、しまじろうの友人であるパンダのまるりんの「動物が苦手」といった発言に「お前はなんなんだ、パンダ」「おまえらも動物だろ」という声が並んだ。また、しまじろうが牛の乳搾りを体験するシーンでは「獣人とただの家畜の扱いの差」「しまじろうの闇を感じる」「しまじろうに学ぶ人種差別問題」といった声が上がるなど、ネットが騒然に。

 しまじろうは今回だけでなく、以前にもベネッセの子ども用教材「こどもちゃれんじぽけっと」に付属されていた絵本『どうぶつえんへおでかけ号』で動物園を訪れている。こうした作品の設定がややこしい作品はほかにもある。たとえば、『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)では、ペットの名犬チーズだけ言葉が話せなかったり、ディズニーではミッキーマウスが犬のプルートを飼っているものの、友人に犬のグーフィーがいたり、ハローキティもペルシャ猫のチャーミーキティを飼っているなど……。

 一方、『ポケットモンスター』のように、動物とポケモンの混濁を防ぐため、作中ではポケモン以外の生物を登場させないといった、世界観にこだわった作品もある【編注:アニメ初期はポケモン以外の生物も登場することがあった】。

 そもそも、トラのしまじろうの友だちがウサギやトリであることに“闇を感じる”かもしれないが……。

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