目指せコンプリート!! 日本マンガ家記念館巡り!! 第4回

「甘味処みつや」もさくら家も再現! 創設15周年の『ちびまる子ちゃんランド』は大人も十分楽しめた!

2015.02.15

 マンガ家として大成功した者だけが建てられる栄光の城……それが記念館だ!! と、いう訳で、全国のマンガ家記念館を巡ろうという当企画。第4回は「ちびまる子ちゃんランド」へ足を運んだ。

『ちびまる子ちゃん』といえば、さくらももこの代表作だが、連載が始まってすでに29年、アニメが始まって25年が経った。『サザエさん』に次ぐ、日曜日の夜の顔となった、国民的作品である。

「ちびまる子ちゃんランド」も今年で15周年。そこそこ年季の入った記念館なのだ。

「ちびまる子ちゃんランド」は『ちびまる子ちゃん』の舞台である清水区(ちびまる子ちゃんの頃は清水市だった)にある「エスパルスドリームプラザ」に入っている。「エスパルスドリームプラザ」は、シネマ・コンプレックスやスーパー、レストランなどさまざまな施設が入っている、4階建ての巨大な複合施設だ。敷地内には観覧車、フットサルコート、ヨットハーバーなどもあり、とても大勢の人が訪れていた。

 そんな「エスパルスドリームプラザ」の3階に、『ちびまる子ちゃんランド』はある。ランド内には無料コーナーと有料コーナーがあり、無料コーナーでは、ちびまる子ちゃんに関連したグッズを買うことができる。フィギア付きボールペン、ビーズ根付など、ここでしか購入できないオリジナルグッズもあって、ファンならば手に入れておきたいところだ。

 またマンガ内にも登場する駄菓子屋「甘味処みつや」も再現されていて、ふ菓子、アイスなどのなつかしいお菓子を買うことができる。神社の再現スペースでは、絵馬やおみくじも設置してある。

 入場料600円(小人400円)を払って、有料コーナーに入るとまず、『ちびまる子ちゃん』のキャラクターたちがさくら家や学校にいる様子が立体的に再現されている。完成度はかなり高く、下駄箱などは本物の下駄箱(中には名前入りの上履き入り。臭くはない)が用意されていて、子どもだけじゃなく、お父さんお母さんも

「おお懐かしいね〜!! こんなんだったわ」

と小学校時代を思い出して楽しんでいた。

 まる子、たまちゃんなどと記念撮影ができたり、あちこちにおなじみのクラスメイトがあちこちに隠れていて楽しい。日によっては、まる子ちゃんが登場し、一緒に記念撮影ができたり、じゃんけん大会に参加できたりするそうだ。

 ただ、施設の前半戦は子ども向けで、テレビアニメに寄った展示物が多い。そのため、ちょっとマンガ家記念館らしくないのだが、後半は、記念館らしい展示物が増えていく。

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