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「2014 優勝」に潜入!

360°のサイリウムに囲まれてメンバーもファンも“優勝”!せのしすたぁの東京初ワンマンに行ってきた

2014.12.29

 続く『ハートブレイカー』『恋キラキラ』、そして『いえない』は生歌で披露と、メロウな部分でも聴かせてくれる。この緩急もまた、彼女たちの魅力であり、長尺のライブでこそ映える部分だ。

 そして「天才が作った曲!」「おれたちも金儲けはしたいけど、うちの天才はそんな事しないんですよ! だからこの曲を広めてください!」と作詞・作曲・プロデューサーからマネージャーまで務め、この日もPA卓に陣取る森永氏を讃えながらの最新曲『TONIGHT』。ミラーボールが似合うムーディなトラックと「ドンストップ ミュージック/ドンストップ ダンシング」の歌詞が、まだ真昼の下北沢の地下を深夜の空気に一変させる。

『Maybe I Like You』で空気をしっとりさせた後は、まお・ゆーたんがみかをイジめる小芝居からの『戦いの合図』でフロアを再びヒートアップさせていく。そして代表曲のひとつ『アイドルなんてなっちゃダメ! ゼッタイ!』では、サビの「ゼッタイ!」で大合唱。まおの煽りもさらにレベルアップしていく。

 そんなアッパーなトラックを連発してから、この日のために駆けつけたゲストを招くことに。「何をしにきたんですか?」というまおの質問に、ステージ裏のゲストは「パーティしに来ました!」と即答。なんと、フロアに現れたのはラップアイドル・ライムベリーの3人だった。 

 イベントでの対バンも多く、ライムベリー主催イベント「TOKYOPLAYGROUND」でツーマンライブをやるなど縁深い両者。2組そろって「TOKYOPLAYGROUND」で初披露した、ライムベリーのラップが加わるコラボ版『ハートブレイカー』を披露した。粘っこいベースラインが心地よい同曲に加わるMC MIRI、MC HIMEのキレ味豊かなラップ。最強パーティアイドル2組のまさかの再合体にフロア中が跳ね回り、拳を掲げ、両手でハートマークを作ってステージに捧げる。

 ライムベリーが立ち去った後も騒然とした空気が残るステージで、「ちょっと珍しい曲を」と前置きして歌い出したのは『運命』。せのしすたぁが誕生して最初に生まれたというこの曲、彼女たちの最新形とも言えるコラボ版『ハートブレイカー』からの流れで聴くと、古参ファンは時の流れを感じるに違いない。

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