錦織圭の“スーパープレイの原点”は『テニスの王子様』!? 原作者・許斐剛やテニプリ声優陣が祝福の声を寄せる

2014.09.09

 テニスプレイヤー錦織圭選手の“歴史的快挙”に日本中が歓喜に沸いた。7日未明(以下、日本時間)に行われたテニス全米オープン・男子シングルス準決勝で、ノバク・ジョコビッチ選手を破り、日本人初の決勝進出を果たした錦織選手。惜しくも9日朝に行われた決勝では、マリン・チリッチ選手に敗れてしまったが、錦織選手の健闘に、祝福の声が寄せられている。

 そんな錦織選手がテニスを題材にした人気マンガ『テニスの王子様』(集英社)を幼い時から読んでいたというエピソードは、すでにさまざまなところで語られているが、同作の関係者たちも錦織選手の活躍に喜びの声を見せている。

『テニスの王子様』のアニメ声優陣からは、手塚国光を演じている置鮎龍太郎が錦織選手の決勝行きが決まった7日にTwitterで、「油断せずに行こう!」と手塚のセリフをつぶやいた。また、遠山金太郎を演じた杉本ゆうは準決勝が行われた7日未明に「第1セット、取ったどーーー!!!!!」とTwitterでつぶやき、試合をオンタイムで視聴している様子が伺えた。

 ほかにも不二周助を演じた甲斐田ゆき、海堂薫を演じた喜安浩平、跡部景吾を演じた諏訪部順一、丸井ブン太を演じた高橋直純といった声優陣らがTwitterで錦織選手の快挙を祝っていた。

 また、同作の原作者である許斐剛も錦織選手にエールを送っている様子が見られた。

 準決勝の試合前である6日にはTwitterで「気になって新テニスの王子様の原稿が手につかない(笑)」と綴り、錦織選手が決勝行きを決めると「錦織選手おめでとう♪物凄い精神力の強さに興奮と感動しました」と祝福の声を寄せた。

 加えて、許斐剛は8日の『スーパーニュース』(フジテレビ)にVTRで出演し、錦織選手の快挙に「本当にすごい。興奮して毎夜毎夜仕事が手につかない状態」とコメント。また、「3年ほど前に対談をした時に『どんな苦しい場面でもどんなに強い相手と戦っても“テニスを楽しむ”』と彼は言っていたので、グランドスラムで決勝に行くというのも時間の問題だなと思った」とも語っていた。

 その“3年前の対談”とは、2011年にテニス専門誌『Tennis Classic break』(日本文化出版)で実現したもので、その中では錦織選手が『テニスの王子様』の愛読者で主人公の越前リョーマが好きであることや、アクロバティックなプレーをする菊丸英二を見て、“魅せる”テニスを意識するようになったというコメントが。実際に「エアK」と愛称がついた錦織選手のショットは、『テニスの王子様』に登場する桃城武の必殺技でもある“ジャックナイフ”であり、錦織選手が桃城を手本にしたかは定かではないが、『テニスの王子様』が錦織選手のプレーに少なからず影響を与えているのかもしれない。

 今回は、準優勝ながらアジアのテニス選手として初めてグランドスラムの決勝に進出した錦織選手。そんなリアル“テニスの王子様”である錦織選手の活躍に今後も期待していきたい。

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング