見本誌チェックを怠ったツケか? 台湾の大手同人誌即売会で18禁サークルが現行犯逮捕

2013.12.29

【日刊サイゾーより】

ファンシーフロンティア公式サイトより

 これは無秩序の結果なのか? 先月28日、台湾で開催された同人誌即売会「ファンシーフロンティア(FF)」の会場で、エロマンガを販売していた現地の同人サークルのメンバーが逮捕される事件が発生した。

 逮捕されたサークルは、ホームページで無修正の見本ページを掲載。これをプライベートな事情で争っている個人が現地警察に通報したため、当日、現行犯逮捕されてしまったという。メンバーが連行された後も、ほかのサークルメンバーは、ブースに「作者が逮捕されたため新刊はありません。18禁で何が悪い」というPOPを掲示。参加者にはドン引きされる始末だったという。

 多くの日本マンガ愛好者がおり、同人文化も盛んな台湾だが、性表現に対する規制は日本よりも厳しい。しかし、これまで同人のレベルでは、修正を入れ、18禁を表示するなどの配慮がなされていれば、黙認という形で性表現を扱う同人誌も摘発されることはなかった。今回の件は、そうした配慮を行っていなかったことが原因であり、現地でも同情の声はまったく聞かれないという。

 しかし、なぜこのような同人誌が堂々と頒布を企図される結果になってしまったのか? 現地の事情に詳しい人物は語る。

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