TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』過去の記憶と矛盾した気持ち…第45話

TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オフィシャルサイトより

 今回はまたしても誰かの過去の話。過去に色々あったことで現在につながっているというのは全く持ってその通りなのだが、何食わぬ顔して出ていたあのキャラにもこのキャラにもしっかりとした年輪があってこその今スバルがそこにいる出来事に繋がっているというのがしっかりしすぎていて新しいエピソードを見るたびに驚愕してしまう。

 400年前。エキドナと初めて出会ったロズワール。たまったマナの発散の仕方をしらず苦しんでいたロズワールの前に突然現れたエキドナ。彼女に突然キスされ、マナを吸いだされたことで彼の人生は大きく変わった。一人苦しみ、誰にも理解されなかったロズワールの力に気付き、手助けをしてくれたエキドナを慕うなという方が難しかった。ロズワールはすぐに彼女にほれ込み、彼女の元にいたベアトリスやリューズとも仲良くなっていった。

 何度もエキドナとの出会いを語るロズワールをうっとうしそうに見つめるベアトリス。だがその軽口の応酬も仲がいいからこそだ。3人はこの関係性や共にいることに居心地の良さを感じていた。

 これは、スバルが聞いたリューズの記憶だ。ロズワール本人に語って聞かせ、答え合わせをしているようだ。ロズワールはスバルが聖域が出来た日のことも聞いたのか、と先を促す。

 いつものようにリューズやベティと談笑していると、ベティがエキドナに緊急事態だと呼び出される。「奴がきた」とエキドナから告げられると、ここから逃げるべきではないかと皆が血相を変える。だがここから逃げると今まで準備してきた計画が破綻してしまう、ということで即決もできない。彼女たちはここを聖域にするための算段を少しずつ立てていた。だが今すぐとなると結界の発動に必要な核が不十分だという。

 あと一歩というところで計画が立ち消えてしまうかもしれない、という雰囲気を察し、リューズは自ら手を挙げる。

 足りない核として自分が役に立つことはできないか、と提案したのだ。以前から聞いていた聖域の計画。その条件に会うのは自分であるとベティからも聴いていた。エキドナも、リューズが機能する可能性が高いと見ていたが、それはリューズのマナと土地がもっと馴染むのを待った後のことだ。今すぐではない。

 人と亜人の混血を数年がかりでこの地に集め結界の成立する規模にし、その最後の一押しになることを望まれていたのだ。だがリューズはそれでも、エキドナとロズワールならそれをどうにかする手段を持っているはずだ、となおも身をささげると彼らに訴えた。

 蔑まれていきてきた自分が幸せを感じながら生きられているのは彼女たちのおかげだと思っているリューズはここが恩返しをできる格好のチャンスだととらえたのだ。

 エキドナはその気持ちを受け取り、リューズのオドを触媒に聖域の核を作り上げれば工程を短縮して結界を機能させることができると答えた。今の脅威を退けることもできるはずだという。この話はベティ抜きで行われた。彼女はエキドナの指示によって核を置くための場所を用意に出ていたのだ。

 結界を作るためにあと少し時間が必要とのことでロズワールが時間稼ぎを行う事に。ロズワールは出かける前に結界の準備と共にベティを呼び戻すようにと念を押した。このままベティ抜きにして計画を勧めたら彼女に一生恨まれるだろうというのだ。エキドナはそれを承知し、準備をすすめはじめた。 

 ロズワールが対峙したのは、現在のロズワールのしゃべり方に似た口調で、ずっと不平不満を口にしているどこか陰気臭い男、憂鬱の魔人・ヘクトールだ。見た目はひょろっとした優男だが、ロズワールが手も足も出ないほどにやられてしまう。血だらけになり、骨もガタガタ、内臓もぐちゃぐちゃというところまで追い込まれたところでエキドナが助太刀に現れる。

 ロズワールとエキドナがヘクトールと対峙している間、ベティがリューズの元に現れる。ベティはエキドナから「準備が整った」という伝言だけを託されていた。その意味はリューズしか知らない。リューズはそれをきくと、結晶のある場所までベティと共に向かった。リューズがここに来る意味を知らないベティは何をするのかと彼女に問う。

 ベティの顔を見て涙を流すリューズを見て嫌な予感がしたベティだったがもう遅い。リューズは今までお世話になりました、と別れの言葉をベティに向ける。結界があればこの地は守られる。そのためにリューズが必要なのだ。彼女は喜んで身をささげる覚悟がもうできている。

 ベティはリューズの発言を受け止め切れないようで、どうにかして自分がヘクトールを止めに行くから大丈夫だ、などと言うがロズワールがあれだけの怪我を負う相手だ。彼女がいったところで手も足も出ないだろうことは目に見えている。

 二人は出会ってから少しずつ距離を縮め、今ではすっかり仲のいい友人になっていた。素直になれないベティだったがリューズを大事に思っていたのは誰もが知っている。リューズに読み書きを教えてやるという約束もしていた。それが果たされないままになってしまう。とっさに引き留めようとリューズの衣服を掴んでしまうベティ。そんな彼女に、いつもは「ベアトリス様」と呼んでいたリューズが「ベティ」と彼女を相性で呼び、結晶に触れ結界は完成した。

 これがスバルが聞いたリューズの記憶の全てだという。この話を聞いてスバルはロズワールに降伏をしろと詰めよるがにべもなく断られてしまう。オットーが現れたことはロズワールの算段とは大きく異なることかもしれないが、その程度では彼の400年は揺るがないのだという。

 ガーフィールがスバル側についたことも決定的な解決には至らないという。むしろ彼の変わり身の早さに、彼が10年かけて思った家族への気持ちはその程度なのかと挑発をする始末。

 ガーフィールは彼の言葉でロズワールへ反論し、スバルにつくという決意が微塵も揺らがないことを示す。それを踏まえて更にスバルはロズワールがなぜ思う事の弱さばかりを見てしまうのかを疑問視する。

 誰かを想い続けることは強い気持ちだとしっかりわかっているのに、矛盾した気持ちを確固としてもっている。

 それゆえにエミリアは試練を超えられないと確信している。エミリアは絶対に乗り越えられると強く信じるスバルとは相対してしまう。スバルはエミリアが絶対に戻ってきてロズワールの望みを断ち切りにやってくることを高らかに宣言する。ロズワールはスバルと自分は思い人に理想を強要する部分が似た者同士であると笑い、スバルの宣言が無駄に終わると不敵に笑う。

 だが、エミリアは試練を終え、涙を止め、スバルの元に戻ろうとしていた。それを出迎えたのは、ラム。次回戻ったエミリアを見てロズワールはどうするのだろうか?!

TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』過去の記憶と矛盾した気持ち…第45話のページです。おたぽるは、アニメ話題・騒動の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!