TVアニメ「SK∞ エスケーエイト」温泉に水着のサービス満載な第6話

TVアニメ「SK∞ エスケーエイト」公式サイトより

 今回はみんな大好き水着回! さらに温泉も! という息抜き回だったのだが、息抜きにしては面白すぎるだろう、というくらいに最高な回だった。今まで出てきたキャラクターが一堂に会して温泉にいくとかどういうことだよと思わないでもないけれど、そこまで破綻も無理やり感もなくいっているからすごい。

 暦の怪我を受けて、宮古島に湯治に向かう事になった暦、ランガ、ミヤ、そしてシャドウ。船の上で可愛い女の子を見つけてナンパに挑戦してみようとするシーンから全員が可愛い。わちゃわちゃしてる少年たち可愛い。そしてどうみてもランガ、暦が女の子に興味があるのに嫉妬しているようにしか見えない。

 全く女っ気がないと騒いでいると、両手に女性を侍らせたジョーと遭遇する。さらにはチェリーの姿も。二人もそれぞれバカンスを楽しみに来たらしいがここまでタイミングが揃うとは。

 シャドーは勤め先の花屋の店長に「子供だけで旅行は危ないからついていってあげて」といわれたことで、彼らの引率役をやらされてしまっているようだ。困った時には子供の力を最大限に利用してどうにかしようとする子供組、可愛いが過ぎる。

 船が無事宮古島に到着すると、荷物を車に運び込む前に、シャドー以外のメンバーは知らない道をスケートしたくてたまらなくなり走り出してしまう。ジョーは上半身をはだけさせて日焼けをしようとしてるし、チェリーは反対に日傘をさしながら走る。大人も子供も解放感いっぱいではしゃいでいる。暦もジョーのやった技を見て自分も真似しようとするが、湯治できているからと怪我をしそうな技は止められてしまう。この暦を止めるランガもう恋人じゃん……。なんなの二人。

 スケートで滑りながら進んでいるうちに、ランガがビーチを発見。ずっと山に住んでいたランガは海に馴染みがないようでかなり興奮したようだ。目の前に広がる海にはしゃぐランガ。入ってこそ海、とそこから海で遊ぶ面々の姿がダイジェストされるのだがもう全員可愛いが過ぎる。びっくりした。男しか出てこない作品でここまで全員可愛いとかありえるのか?

 はしゃぎすぎてランガが熱中症っぽくなってミヤと暦で仰いだりとか、かき氷をミヤの背中に入れたりとか、浮き輪で嬉しそうにプカプカ浮いてるランガとか、ビーチバレーしてるミヤを投げ飛ばすシャドーとかほんっとなにこれ。

 あとシャドーがナンパしまくっているジョーを羨んで邪魔してやろうとするのをからかう暦がランガに女子みたいにしなだれかかって、それに乗るランガのやりとりがもう普通に恋人同士だった。なんなの。

 ジョーのナンパの邪魔は、ミヤがジョーの事をパパと呼び、チェリーをママと呼ぶことで大成功に終わった。かわい子ぶって子供のふりしてるミヤが本当にいい性格してて可愛かった。結論、全員可愛い。

 海で遊んだ後は宿泊する旅館へ移動。見るからに高そうな超高級旅館を目の前にしてはしゃぐ面々。なんでも今回はシャドーが手配をして3000円で泊まれるらしい。高級旅館に入っていくジョーとチェリーだったが、暦たちが3000円で宿泊するのはその隣にあるボロ民宿。このあたりに社会人と学生の差が現れる。

 一部屋に四人で収まらねばならないほどのボロ旅館。狭い上に夕飯もつかない素泊まりプランらしい。さすが3000円。ランガがトイレを確認する前に十字を切っている姿が印象的だったが、もちろんボロ宿なので汚い和式トイレである。

 一方、ジョーとチェリーが泊まる高級旅館。チェリーはこの旅館に書道家として掛け軸を書いたりしていたらしい。彼の部屋に料理が運ばれるが、その量がどう見てもひとり分ではない。何かと思ったらジョーが暦たちを連れて乗り込んでくる。料理は大勢で食べた方が美味しいという理由で、なぜかチェリーのおごりということで皆で食卓を囲むことに。

 こちらの旅館のトイレは洋式で綺麗なもので、ランガも大満足の様子。シャドーは酒を飲んでつぶれ、他のメンバーはやはりスケボー談義に花が咲く。暦はランガのボードを見てシャフトがずれていることを指摘。ランガは見ただけでわかる暦をすごいとほめるが、暦からみたらスケートを始めてまだ日が浅いのにあんな滑りができるランガの穂がすごいと感じてしまう。ボードについた傷の集中の仕方からも、彼がどんどん上達しているのがわかってしまうのだ。

 暦は飲み物を買いに行く、と廊下に出た際に仲居を口説いていたジョーを発見する。暦はジョーに、今日やったトリックを教えてほしいとお願いをする。なんだかんだいいながらもちゃんと教えてくれるジョー。ポイントを教わるがスピードを出しながらその技が成功出来る気がしない、と暦がこぼすと、あとは勢いと気合で何とかしろ、といわれてしまう。スケートなんてそんなものだろう、という経験者の言葉は説得力が違う。怖がってしまったら何も習得できない。暦はもっとうまくなりたい、おいていかれたくないという気持ちでいっぱいのようだ。

 食事も人段落すると、宮古島は何か特別な日であるらしいことが語られる。何かが出る、のだという。日が暮れてからは絶対に出歩くなといわれるが、夕飯も食べてしまえば夜に外に出歩く用事はない。

 だが、なんと湯治目的できたはずなのにこの宿には温泉がないらしい。女将にもらった地図によると5キロ離れた山の中に目当ての温泉があるらしい。ビーフするにはちょうどいい距離だとみんながやる気を出すが、何かが出る、といわれたら恐怖心がわいてくるものだ。暦の湯治目当てなのに暦が一番怖がっており朝風呂でいい、とか別に入らなくてもいいなど何とか言い訳を探すが、シャドーはメイクを施して現れるなどやる気満々だ。

 温泉に最初についたやつが勝利、どの道を通るかは自由というルールであっという間に勝負はスタートしてしまう。シャドーは対戦相手に攻撃を仕掛けるという自分のプレイスタイルをそのままこの勝負にも持ち込み、皆それに翻弄されながらもスタートしていく。ただし、暦以外。

 皆が先に行ってしまい、暗い道をうろ覚えの地図を頼りに進み始めるが、とにかく怖い。おいてあるん人形や猫に怯えながら少しずつ進んでいく。そんな暦を心配して戻ってきてくれたランガと合流して二人で温泉を目指すことになるのだが、何やら不思議な臭いを感じとる。

 何の臭いかと思いながらも進んでいくと、途中でシャドーが倒れているのを発見する二人。臭いにおいを纏わせて倒れているシャドーを助けようとするが、シャドーは「逃げろ」とだけ言って意識を失ってしまう。

 シャドーに言われた通りそのまま進んだ二人は次にミヤが倒れているのを発見する。ミヤもシャドー同様にひどいにおいを発したドロをかぶって倒れている。その手元にはダイイングメッセージのようなものが。これは何かと思ったら、二人の後ろにミヤの描いた絵とそっくりの仮面をかぶった強烈なにおいを纏わせたものが現れる。

 怖いし臭いその仮面に追いかけまわされるランガと暦。坂道をひたすら駆け上がり、やっと下りに差し掛かると二人はスケートにのって急降下して仮面との距離を開ける。

 だが、シャドーのボードを奪った仮面もスケートで二人をどこまでも追いかけてくる。怖いし臭いし意味がわからない上にこの仮面がやたらとスケートがうまい。

 合間にジョーに教えてもらった技を試したり、転びそうになった暦をランガがアダムのように助けてくれたり、と幕間回でありながらもスケボータイムの描写はかなりきっちりと盛り込まれていた。

 やっと逃げきれた、と思った二人だったが進行方向にも大量の仮面がおり挟み撃ちにされ、捕まってしまう。

 無事温泉に到着し、汗を流していたジョーとチェリーの前にもこの仮面は現れ全員が被害にあったようだ。

 帰宅の船にのっても強烈なにおいはまだ体に残ってしまっていたようだが、暦たちは結局あの仮面がなんなのかわからないまま。視聴者には、あれが宮古島に伝わる奇祭、来訪神パーントゥだったことが知らされるが全く予備知識なくあれに襲われたらかなり怖いだろう。泥を塗られると厄除けになるということなので、全員厄除けができたとポジティブに考えたい。

 皆が宮古島を満喫している間、アダムはSにやってきた警察についての情報を掴んでいた。鎌田貴理子という警部補の采配で、あの地域にパトロールがないことを不審に思って手配されたらしい。シンポジウムに訪れた際にアダムはこの鎌田と対面する。表向きは有効な態度をとるのだが……。

 アダムは彼女に突然、メインディッシュを美味しくいただくには何が必要か、と問いかける。意味不明な質問に鎌田はあっけにとられつつもオードブルでは? と答える。この答を聞いて、アダムは大会を開くことを決める。

 今回かなり楽しく、それぞれのキャラの関係性が明確になった回だったけれど次回のサブタイトルがどこか不穏な空気を醸し出している。アダムが画策する大会で暦とランガの間に何かしらの亀裂が入ることは避けられないのだろうか。次回もかなり楽しみだ。

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