TVアニメ「SK∞ エスケーエイト」ようやく主人公が活躍!?第4話

TVアニメ「SK∞ エスケーエイト」公式サイトより

 やっとやっと、主人公・暦の勝負の時! 今までサポートメンバーかな? というような活躍っぷりだったけれど、やっぱりお前が主人公だ! と熱くなる展開だ。

 MIYAを侮辱したことに怒った暦はアダムに対して宣戦布告を行う。だが、アダムはそれに対して何も答えない。そして突然、気持ちが目に見えたらどうなるんだろう、と言いだす。アダムは気持ちは泉であり、暦にたいしての気持ちの泉はからからに干からびているという。だが反対にランガに対しての気持ちはこんこんとわいてくるのだという。 

 だから、暦との戦いは特に興味はないが暦に勝ったらランガと滑るということを条件にして暦の宣戦布告を受けることに。

 暦とランガはアダムについての情報は何も持っていない。だがSを始めた人間で、負けなしだということは知っている。どんなスケーターなのかというのは初期メンバーなら知っているだろうが……とラーメンを食べながら話していたらそこに噂の初期メンバーであるジョーが隣にいた。彼は勝手に会話に入り込み、自分たちがアダムと滑っていたのはSが始まるずっと前だったと語りだす。

 ジョーのことも知らなかったランガはその登場に驚いてしまうが、暦によるとこのジョーは「最速のシックスパック」と呼ばれパワーだけなら最高のスケーターなのだそうだ。

 彼曰く、アダムは「愛のマタドール」と呼ばれているという。アダムがいうにはスケートは愛の儀式らしが、ジョーにもその真意はわからないらしい。だがアダムが危険なスケーターだということは間違いなく、彼とビーフをすると大怪我を免れることはできないという。その時暦の思考には過去の友人のような人物が現れたが、何かあったのだろうか。とにかくジョーは暦がアダムと対戦することをあまり勧めないと言いたいようだった。

 アダムは表の世界では新道愛之介という名で若手政治家として活動を行っている。彼の家にはおばたちが集まり、彼の行動を口やかましく指導しているストレスのかかりそうな生活を送っていた。こういった生活が彼の歪んでいそうなアダムの顔を作り上げているのだろうか。

 アダムとのビーフに向けてレベルアップの練習に励もうとする暦。だが、今まで楽しく滑っていただけな暦は圧倒的に練習が足りない。それをみかねたMIYAが、基本的な練習メニューを作って持ってきてくれた。なんだかんだいってとてもいい子……。

 そして練習場にいくためには移動の足が必要だ。彼らはシャドーの勤務する花屋の車に先回りし、まだメイクをせずひろみちゃんの状態のシャドーに車を出すようにお願いする。ここでもMIYAがシャドーの店長さんにシャドーのことをバラすと脅して車をださせることに成功した。

 MIYAもシャドーもアダムと滑ったことはないという。だがMIYAは過去に自分の滑りをみたアダムが的確なアドバイスをしたことがきっかけで何度か彼の元に現れるようになり、そこからSを始めるようになったという。ランガとの勝負もアダムにいい勉強になると言われたことが原因だったようだ。

 実践でみたことはないが、アダムは「ラブハック」という技を使うという。なんとその技は坂を上るらしい。そんなことがスケートボードで出来るのか? どんどんアダムについての困惑が深まっていってしまう。

 練習場につくと、MIYAがランガとの試合の時に見せた岩をすべる技を教えてくれる。スピードが上がって曲がり切れなくなった時、アダムにコーナーで離されたくなかったら死ぬ気で覚えろと言われるが、もちろん最初は失敗の連続だ。バランスや上体の起こしすぎなど細かくMIYAに指摘してもらいながら練習を続けている中、ランガがアダムの技を試してみるが、こちらも失敗。やはり坂を上るなど無理なことなのだ。

 何度も何度も失敗を繰り返し、練習を積み、とうとうアダムとのビーフ本番がやってきた。シャドーもアダムについて調べてみたようだが、調べれば調べるだけ想像以上にやばいやつだということが発覚してくる。

 Sが始まった当初は、自分が気に入ったスケーターを潰していっていたというのだ。それは今のシャドーも同じではないかというツッコミが入るがレベルが違うらしい。アダムは潰すためにやっているといっても過言ではないらしく、病院送りになったものは両手足では足りないくらいいるらしい。そんなに恐ろしい男を相手にこれから暦は滑るのだ。

 会場につくと、MIYAは別に謝ってもらうためにやるならやらなくてもいい、と強がるが暦はその気持ちを汲みつつぶっ飛ばしてアダムのにやけ顔を泣きっ面にしてやりたい、と自分のためにやるのだとスタート地点へと向かった。

 アダムがやってくると、それに合わせたようにジョーとチェリーも現れ突然アダムにビーフを挑み始めた。だが、今回は暦が戦う約束をしていたのだ。 暦はアダムに逃げるなと正面から改めて宣戦布告する。

 二人並んでスタート地点に立つが、スタートのブザーが鳴って飛び出したのは暦だけ。アダムはスタートの合図がなってからタバコを吸いだすなど完全になめきった態度だ。彼はたばこを美味しく吸うためのうんちくを語り、料理を食べるさいにも美味しく食べるためにはそれなりの手間がかかること、そして大したことがない食材でも手間のかけかたで多少は美味しく食べられるものだとうそぶいた。それは、暦との戦いのことを示しているのだろうか。

 タバコを一本吸い終わると、アダムは突然火のついたかのようなスピードでスタートを切る。その速さやスケートの乗り方は一般のそれとはかなり違う。だいぶ前に出たはずの暦にもあっという間に追いついてしまう。

 暦に追いついたアダムは暦の手を取り、数々の難関箇所をまるで教えてあげるように共に滑る。必死に離れようとする暦だったがしっかりつかまれ誘導されてしまい離れられない。 さらにアダムの技術力の高さを体感させられてしまい、戦意を喪失してしまいそうになる。

 アダムに手を離されやっと自分で滑ることができるようになった暦。だが、次元が違いすぎるアダムを追いかけても勝利は見えない。もう諦めてしまいそうになったその時、暦はランガとの会話を思い出す。「出来る出来ないじゃない。やりたいからやる」 そうなのだ。暦は叶わないかもしれないけれど、アダムを倒したいと思って宣戦布告をしたのだ。その気持ちを思い起こし、暦は改めてアダムの背中をおいかける。

 スピードをかなり出したが、コーナーはMIYAに伝授された技でかわし切る。だがアダムも超絶テクニックを駆使してぐんぐんゴールへと近づいていく。しかし、暦が戦意喪失しないのを見て機が変わったのか、突然大きくUターンし、噂でしかなかったラブハックを使い、坂を文字通りスケボーで登り暦の目の前へと迫っていった。

 スピードを出している暦は突然目の前に現れたアダムをよけきれることができず転倒してしまう。

 バイクで暦のあとを追っていたランガが助け起こすが、かなりの怪我を負っているようだ。アダムはランガの元に近寄りやっと一緒に滑れると妖しく笑うのだった。

 みんなランガのこと見すぎだけど暦今回無茶苦茶かっこよかったから……。天才ではないけれどちゃんとコツコツ積みあがっているのがよくわかる分、今回の勝負は悔しかった。次回はランガVSアダムになるのか、それとも何か別のエピソードが入るのか。とにかく続きが楽しみだ。

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