TVアニメ『はたらく細胞!!』誰もが一度は悩まされたであろうニキビの成り立ち第2期3話

TVアニメ「はたらく細胞!!」公式サイトより

 今回も2本立て。一体デング熱とはどのように体内に現れるのか? そして思春期から大人まで誰もが一度は悩まされたであろうニキビ。こんなことが体内で起こっていたのかという気持ちになる。


「デング熱」

 デング熱では、マスト細胞(肥満細胞)がメインとなる。体内で突然金属反応が起こり、それに対しマスト細胞がヒスタミンを放出。ヒスタミンを出したことで、かゆみ神経がショートしてしまい多くの細胞たちが迷惑をこうむってしまった。他の細胞たちから「ヒステリー細胞」とまで言われてしまい、自分の仕事に自信を失ってしまう。

 この喧嘩を間近でみてしまった赤血球は、それぞれの役割があるからうまくやれたらいいのに……ととぼとぼ歩いていた。するとそこでランゲルハンス細胞と遭遇。表皮付近にいるといつ攻撃があるかわからないから気をつけなさい、と優しく声をかけてくれた。

 だが言ったそばから、蚊がこの体を攻撃。血を吸われ、多くの赤血球が姿を消したがランゲルハンス細胞のおかげでなんとか生き残ることが出来た。だが、助けてくれたランゲルハンス細胞が、天狗の仮面をかぶったことでウイルス感染細胞に変化してしまう。

 この騒ぎを聞いてマスト細胞はヒスタミンを撃つべきかと思ったが、先ほどのこともあり撃つのを躊躇してしまう。その時、好塩基球が自分の使命を全うしろと伝えてくる。マスト細胞は意を決して、ヒスタミンを撃つことに。

 ウイルス感染細胞に追い詰められ、逃げ惑う細胞たちのもとにヒスタミンのシャワーが降りかかる。白血球たちが駆けつけウイルス増殖は間一髪で防がれた。今回現れたウイルスこそ「デングウイルス」だった。これは蚊によって媒介されるウイルスで、感染するといわゆるデング熱を引き起こす。マスト細胞のおかげで最小限の被害で済んだことを、先ほどクレームを入れた細胞たちは感謝し改めて謝罪をした。

 こうして、細胞たちは和解し体内に平和は戻ったのだった。

 「ニキビ」

 毛根の中では皮脂が多くの毛母細胞を奴隷のようにこき使っていた。白髪の長老が辛そうにしているところに鞭を打とうとする皮脂。長老を庇おうとする若い毛母細胞が代わりに鞭うちの犠牲になろうとするところに現れたのが、白血球。

 彼は皮脂を殴り飛ばすと、毛母細胞たちに一体何が起こっているのか話を聞くことに。彼らはこの毛穴で働く細胞なのだが、以前はそれぞれ自分の仕事をしていたがアクネ菌がやってきたことで場を支配されてしまったのだという。

 おそいかかるアクネ菌に成す術がない毛母細胞。どうにかしようと戦う白血球だったが、毛母細胞の少年と共に谷底のような場所に落ちてしまう。

 少年を助けながら、何故あんなにアクネ菌が増殖するまで放っておいたのか、白血球の他のやつらはこなかったのか、と問うと少年は一つの場所を指さす。そこには膿がたまっており、多くの白血球がそこで動かなくなっていた。

 この毛根は毛母細胞たちにとっては故郷。体全体からみたら一つの毛穴に過ぎないところではあるが、彼らはここから離れることなどできないのだ。白血球はその話を聞き、仲間に応援をたのみ自らもアクネ菌へと立ち向かう。白血球の戦いを見て、毛母細胞の長老たちは諦めようとしてしまう。だが少年だけは彼を信じ、諦めないことを誓う。

 その少年の勇気に心動かされた他の毛母細胞たちは立ち上がり、皮脂を全開にしアクネ菌を追い詰める。腹が重くなりすぎて動きが緩慢になったアクネ菌を白血球が見事ぶちのめす。

 毛母細胞たちはこの毛根を大事に育てていくことを誓い、白血球へ別れを告げる。白血球は少年から毛根の帽子をもらってかぶるが、似合っていないと赤血球に笑われてしまうのだった。

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