TVアニメ『回復術士のやり直し』思うがままにやり直す人生のスタート第2話

TVアニメ『回復術士のやり直し』公式サイトより

 今まで復讐を題材にしたアニメは数あれど、復讐とは、人を恨むということの恐ろしさとは、ということが怖いくらいに描かれている。

 ケヤルはヒールを使うのがいかに苦しむかをフレアたちに訴える。聖女と崇められているフレアはその思いを受け止め、ゆっくり休め、と彼に言葉をかける。

 だが、それは勿論表の顔であり、彼女の本当の顔は容赦のないクズだった。一周目はこの聖女の顔を信じてしまったが、今回は記憶もある。準備もした。だから、フレアの淹れた紅茶を飲み、意識を失い薬漬けにされるのも、想定の範囲内なのだ。

 拷問を受け、何もしなかったという罪で薬漬けにされる。フレアの重臣であるレナードに暴行を受け身動きが取れなくなったケヤル。精神が不安定になり、勇者の体液目当ての者たちがひっきりなしに体を求めにやってくるようになった。しかし一周目との違いは、薬物耐性が必要だと知っていたこと。事前に耐性をつけるために自ら準備も行っていた。さらに意識の力も手伝い、熟練度が上がるのをひたすらに待ち続け、半年が経った。

 フレアに対して恨みをため込んだケヤルはとうとう薬物耐性を手に入れた。経験値を積み、スキルを蓄え、情報も収集していた。現在国王は他国におり、フレアのみが城に残っている。この機に乗じ、鎖を錬金術のスキルを使って取り払い彼は牢から抜け出した。

 ケヤルが脱獄したことはすぐに知れ渡り、大捜索が行われた。レナードが彼を捕らえてフレアの元にさしだす。レナードは聞き捨てならない情報を得たとフレアに耳打ちし、部屋で詳細を聞くことに。

 部屋に入りさっそく話を聞いてみようとしたその瞬間。控えていた兵たちがあっという間に倒れ、フレアも衣服を切り裂かれ、魔力を吸い取られてしまう。そう、レナードだと思って部屋に招き入れたのはケヤルが変化していた姿だったのだ。

 薬漬けにされ、犯された恨みを晴らしに来たことをケヤルが伝えると、フレアは命乞いをするが、もちろん聞き入れられるわけがない。

 ケヤルは肉体的にも精神的にもフレアを犯し、復讐を果たす。満足したのか、ケヤルはフレアの記憶と顔を消すと言いだした。フレアのようなクズが心を入れ替えて生まれ変われるなんて最高だろう、と言い彼は実行する。レナードをすべての犯人に仕立て上げ、自らの顔も変えてケヤルは眠るフレアと共に城を出た。

 宿屋に泊まり、これからを思案していると、フレアが目を覚ます。記憶のないフレアに、フレイヤという名前と、自分の従者であり、愛し合う仲だと教え込む。ケヤルはケヤルガと名乗り、一周目の自分とも決別した。これからは、人生を思うがままにやり直す回復術士として、新たな人生をスタートさせたのだ。

 中々珍しいタイプの作品で、拷問シーンなどはかなり見ていてキツイものがあった。最大の敵であるフレアを自分の手元に置いておくのはどういった意味があるのだろうか。次回以降も期待しかない。

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