アニメ『BEASTARS ビースターズ』テムを殺した犯人探しは難航……第15話

TVアニメ「BEASTARS ビースターズ」公式サイトより

 テムを殺した犯人を捜すことを決意したレゴシ。犯人は肉食獣なのだろうと考え、同じ演劇部の肉食獣を探ってみることに。更衣室の中でテムの話題を出すと、すぐにビルからなぜこの件を蒸し返すのかと指摘されてしまう。レゴシは自分たちは肉食獣だからこそ、頭に残しておくべきであると熱弁。しかしビルもレゴシがハルと外泊したことを持ち出して、そんな奴が何を言っても信用がないとからかってくる。緊迫した空気が更衣室内に漂ったとき、容姿端麗な男子生徒が入ってきた。

 彼は季節外れの新入部員、一年生のピナだった。自身の見た目に絶対の自信を持っており、肉食獣は草食獣に比べて見た目が劣るときっぱり公言した。部のメンバーが食殺されたことも、血気盛んな肉食獣がいることも理解している、と挑発するような態度をとる彼に、肉食獣の面々はいら立ちを隠せない。

 部活後の集まりでも、その日はピナの話題が絶えなかった。レゴシは肉食獣の部員たちへ、テムの事件についてもっと肉食への疑念を晴らす行動をすべきだと訴える。が、それより皆が気になるのはやはりハルとの外泊の件だった。レゴシはその夜のことは大切な思い出であり、興味本位な質問に答えないという。アオバから、その愛情には信仰に近いものがあると言われ、テムの件に熱くなることも、自分の恋心を正当化しようとしているのではないか、と分析されてしまうのだった。

 ハルを想う気持ちを再確認するために、いつもの場所で密会するレゴシ。調理実習で手を切ってしまった、という彼女の手を取り、いいムードになる二人。だが、レゴシは「今、ルイ先輩のことどう思っているの?」という質問をハルに投げかけてしまう。ハルの表情を見て彼は何かを悟り、距離を取ってしまう。ハルへの気持ちは、祈りのようなものだと結論付けてしまうが……。

 一方、シシ組のボスを殺し残党に対しても啖呵を切ったルイ。自分は肉食獣相手に救いなんてない世の中だということを教えてやると自らを食べるようにと命令するが、シシ組メンバーのイブキの言葉で風向きが大きく変わる。イブキは仲間を制止し、草食獣の彼をシシ組トップにおいてみないかと言いだしたのだ。ルイはそんな彼らの思惑にのるわけにはいかないと自らを銃で撃つが、目が覚めた時にはシシ組の連中に囲まれて看病されていた。

 起き上がったルイに、シシ組は一緒に食事をして親睦を図ろうと肉料理をふるまう。この肉を吐きだしたら自分がこの肉と同じ末路をたどることになる。そう確信したルイは、彼らの前でステーキを食べきることを選んだ。

 ここから、彼とシシ組の物語はスタートしていく。このシシ組との関係がエンディングの映像へもつながってくるのだが、そこまでたどり着くにはまだしばらくかかりそうだ。

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