TVアニメ『IDOLY PRIDE』麻奈の妹＆生まれ変わりが飛び出した第2話

• ツイート
• 

　メインヒロインが1話目にして死亡してしまうというアイドルアニメ。アイドル系の作品は数多いが、メインが最初にいなくなり、そのあとに別の子たちがアイドルグループを組むのはなかなかに珍しいのではないだろうか。

　麻奈の死から3年。事務所も新しいアイドルを作るためにとオーディションを開始した。応募者の中には、亡き麻奈の妹・長瀬琴乃もいた。

　面接で琴乃は星見プロの社長である三枝にマネジメントをしてもらいたい、姉のようなアイドルになりたい、麻奈が成し得なかったヴィーナスプログラムの頂点に立つのが目標だと明かす。

　オーディション終了間際、遥子が少女を連れて入ってきた。ここが芸能事務所だということすらもしらないという。みなの反感を買うが、彼女の歌声を聞いて評価は一変。まるで麻奈が歌っているように感じたからだ。さくらはもともと歌が得意ではなかったものの、突然歌えるようになったという。これはもしかして……？

　後日、琴乃とさくらは無事合格。アイドルとしての道を歩みだした初日、牧野はふたりを駅前に連れ出し、ここで歌えと言い出した。生前、麻奈もここでよく歌っていたからだ。

　さくらは最初戸惑ったが、琴乃があっさりとそれを受け入れたことで覚悟が決まったのか、二人はその場で歌を歌いだす。

　最初はみんな通りすぎていったが、歌い続けると足を止める人が増えていった。その中にはふたりの姿を見て、麻奈のことを思い出した人もいたようだ。

　そんな練習を終えて数日、二人も寮に入る日がやってきた。思ったよりもかなり豪華な寮には、すでに他のメンバーがいた。白石沙季・千沙姉妹。令嬢を自称する成宮すず。水色髪の兵藤雫。これからこのメンバーで生活を共にしていくらしい。

　牧野も同じく寮に生活する予定だったが、離れの物置が彼の部屋になった。男性キャラが同じ寮にいたらアイドルものではなくて別テイストの作品になってしまう。

　とにかくこうして、アイドルグループが新たに誕生した。衝撃的だった初回に比べると2話目は普通のアイドルもので終わった感がある。次週以降はあの設定を活かす展開を期待したい。