TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』惨殺劇が繰り返される第15話

TVアニメ「ひぐらしのなく頃に」公式サイトより

 今回の「業」はどのシリーズよりも謎も深く絶望も深い。その中でも今回の「猫騙し編」其の弐は信じられないくらいに絶望しかない回だった。本当によくここまで非人道的なことできるな!? と思うしかできない辛いエピソードとなった。

 残り5回。あと5回だけ頑張ろう。そう決意した梨花が改めて雛見沢に立ち向かう。今回は、圭一が綿流しの実行委員に選ばれる、という勝利ルートに近いところからのスタートだった。

 みんなで魅音の叔父がやっているおもちゃ屋を物色。圭一が司会を務めるたたき売りに使えそうなアイテムを探していると、そこでは麻雀のセットが一式用意されていた。そこでつばめ返しの練習を始めたところに大石が登場し、ひとしきり盛り上がる。大石と交流が生まれ、さらに奥さん死亡ルートを回避した赤坂がやってくるという勝ち筋のある展開がやってきた。

 これはいい展開なのでは? と視聴者誰もが思った次の瞬間、梨花が赤坂に惨殺されるシーンが映された。赤坂が雛見沢症候群を発症し、オヤシロ様の祟りを実行してしまう。これで残り4回。

 梨花はその記憶を持ったまま次の雛見沢へ。そこでは前置きなど全くなく、魅音と詩音の母親である茜が雛見沢症候群を発症。梨花を瀕死の状態にし、止めようとした魅音も惨殺。最後は梨花の首をはねて殺した。残り3回。

 同じく御三家の一人、公由が発症し、梨花を生贄にしようと引きずり歩いている。生贄を鬼が淵沼に沈めようとボートに乗せ、沈める。ただただ苦しい梨花はもう一刻も早く死んで楽になりたい、と公由をわざと怒らせて沼へと落とされて死亡した。残り2回。

 そして次の雛見沢ではエンジェルモートで、圭一が多くの店員ならびに仲間たちを金属バッドで撲殺していた。すでに梨花も頭から血を流しながら、最後に残ったレナと圭一の一騎打ちをぼんやりと眺めている。なんとか応戦し圭一を正気に戻そうとするレナだったが、最終的には頭をかち割られて死んでしまう。圭一は梨花に喉の痒さを引き起こすウジ虫病の特効薬の在り処を聞き出そうとする。

 梨花はまたしてもこの世界では無理だと判断。特効薬は自分の脳みそにあると教えて圭一に自分を早く殺すように仕向け、死亡した。残り1回。

 死に向かい梨花はこれが悪い夢ならどれだけ幸せだろうかと考えた。突破した世界では梨花は聖ルーチア学院に通っており、そこでのいつもの毎日に戻りたい。そんなささいな幸せを望んでいるだけなのに、何故こうも何度も身近な大好きな友人や優しかった人たちが豹変して自分を殺す様を見せつけられるのだろうと嘆くのだった。

 あと一回で梨花は惨劇から回避することができるのだろうか。少しでも救いのある展開が待っていてくれることを願わずにはいられない。

 

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