TVアニメ『オルタンシア・サーガ』伝説が始まった第1話

TVアニメ「オルタンシア・サーガ」公式サイトより

 
 冒頭からかなり残虐とも思えるシーンからスタート。男が狼のような姿に変身し殺される瞬間を幼い姫が見た。

 聖王歴767年12月5日、突然オルタンシア王国は戦乱の渦に巻き込まれた。今まで味方だと思っていた国の兵たちが急に襲い掛かってきたのだ。反旗を翻してきたのは「カメリア」という国だ。

 大混乱の中、王を守るために急ぎ王座に向かう戦士たち。だが、それを阻むように突如ケルベロスなどをはじめとした魔物たちまで現れてしまう。絶望的な展開だ。

 腹心の部下である騎士たちが王座にたどり着いた時には、王の亡骸の前で姫がただただ泣いている。姫だけでも助け出さなければと部屋に入ると、そこに王を襲った人狼のようなものが現れる。神殿騎士フェルナンドはそれに恐れずに立ち向かい剣を振り回し応戦するのだが……。

 一夜明け、なんとかカメリア兵たちを追払うことは出来たが、王は死に、姫も行方不明。さらに王と姫を守るために立ち向かったフェルナンドも命を落とした。オルタンシア王国はかなりの戦況に立たされた。彼の弟で王国騎士団のモーリスは、フェルナンドの息子であるアルフレッドにこの事実を告げに出向くのだった。

 父の死を知り、涙にくれるアルフレッド。だが、嘆いてばかりもいられない。数日の間に国も国王の代わりに息子のシャルロ王子が即位する。アルフレッドは父の意思を継いで領主になることを叔父であるモーリスにも告げると、彼は王国騎士団を辞め、アルフレッドを側で支えることを約束してくれる。

 そして、モーリスが父が亡くなった日に連れてきたひとりの少年も、この日決意を新たにすることになる。その少年はマリユスと名乗り、国王とフェルナンドが死んだ夜に彼の家族も全員亡くなったという。

 どう見ても、姫なのだが男ということになっているし周りのみんなもそれを信じている風だがどう見ても女の子である。CV堀江由衣に男性は難しい。マリユスはもう泣いているだけは嫌だとアルフレッドに強くなると誓いを立てた。

 それから4年。アルフレッドは成長し、オーベル領を守るため、カメリアの小隊を倒すため、出陣。修行を重ね、今回が初陣にあたるという。先行している部隊に合流して敵を撃つという作戦だったが、アルフレッドたちが合流先に着いたときには、味方の軍は全滅していた。

 生存者を確認しようと駆け寄ると、アルフレッドたちに無数の矢が降り注ぐ。カメリア軍のロイ・バッシュロは率いる弓兵の待ち伏せだ。敵の戦意を喪失していようと何だろうと攻撃の手を緩めない。この態度にマリユスは激昂し、ロイにとびかかるが全く歯が立たない。

 ロイはアルフレッドがフェルナンドの息子であることを知り、その実力を見て満足したのか、この場は戦果が出たとして兵を引き上げていく。

 意気消沈するアルフレッド。マリユスも負傷したが、手当を受けて回復できたようだ。アルフレッドは父の墓の前で、改めて自分の力の無さを悔いていた。領民、仲間、家族みんなを守れるようにならなければ意味がないと、改めて強さを求めるのだった。
 
 今回は本当に世界観と、まだまだレベルが低い主人公たちが強力な敵達にどう立ち向かっていくのか、その構図を見せるための1話という印象だった。これからRPGとしてこの壮大な世界観をどれほど描ききれるのかが重要になってきそうだ。

TVアニメ『オルタンシア・サーガ』伝説が始まった第1話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!