TVアニメ『魔王城でおやすみ』安眠を求める姫に最後まで振り回された第11話

TVアニメ『魔王城でおやすみ』公式サイトより

 もう、最終話が目前だなんて信じられない。終わらないでほしい。終わってほしくない。

 いつもいつでも安眠につながる手法に興味津々意欲満々の姫。ハーピィから、「終わった後に特別楽しい気持ちで眠れるもの」というパジャマパーティに誘われて大興奮。

 だが、パーティと言えばエスコートがつきもの。姫は、この魔王城で最高権力者がその任にふさわしいと思い、魔王の元へと向かう。
 
 寝ようと思っていたところに突然姫がやってきたのだから、魔王様も動揺。だが、話を聞いてみるとパジャマパーティのエスコート役の依頼とあって衝撃が走る。魔王様の中でパジャマパーティと言えば友達同士で騒ぐ“アレ”でしかないのだから。

 改めて姫にパジャマパーティの内容を確認するも、王族ゆえのパーティと名前がついているばっかりに盛大な勘違いが行われていることが発覚。魔王も自分が知っている知識を教えようとするが、上手くいかない。

 パジャマパーティーでは集まって恋バナをすると言われても姫には恋の経験がないので、話ができない。機嫌が悪くなるのも当然だ。

 そこで魔王には恋バナの有無を問う。自分の恋バナになれていない魔王はロコツに話題をそらそうとするが、その発言から姫に「人間と魔物って恋愛とかしてもいいの?」 と究極の質問が飛び出した

 そして運悪く、この会話をたまたま魔王の部屋に立ち寄ったあくましゅうどうしに聞かれたからさあ大変。二人がベッドの上にいたことと、会話の内容から“ふしだらな関係”に発展したのでは? と早合点したあくましゅうどうしは、魔王の寝室で大暴れ。

 姫はその間に眠りについてしまう。程よい喧噪の中でおしゃべりをしながらお菓子をつまんで寝るのはとても気持ちがいい。

 だが結局、恋バナは苦手ということでハーピィから誘われた本物のパジャマパーティはお断りすることに。魔王様はただ巻き込まれただけで終わってしまった。

 何度か姿は現れていたが、あまりメインの登場がなかったさっきゅん。彼女はサキュバスだが、まだまだ半人前。サキュバスにとってモテは生きる上で重要なのにも関わらず全くモテない生活を送っていた。

 自分のモテ無さを考えると、姫はみんなからモッテモテの羨ましい存在。ある日、そんな姫に自分が似ていると第三者から言われたさっきゅんは、『姫みたいになりたい!』直談判。

 それは姫のようにモテるようになりたい。という意味だったのだが、姫は自分の影武者に立候補と勘違い。自分の身代わりになれるようにと様々な修行をさっきゅんへと課すことに。

 なぜか戦闘能力を鍛えさせられたり、壁を壊したり、脱獄の練習をしたりとモテとは関係なさそうな修行が続く。だんだんさっきゅんはこの人はやばい人なのでは? と疑いが浮上してきてしまう。

 姫はさっきゅんに説く。死を恐れないことが大事だと。彼女は死んでもあくましゅうどうしが生き返らせてくれることを知っている。だが、さっきゅんにしてみたらとんでもないことだ。

 さらに姫が死ぬトラブルも発生。さっきゅんはこれがトラウマになったのだが、姫からは気に入り姫からてしまい、彼女からモテモテになってしまったのだった。

 ある日、いつものように会議をしていた十傑衆。そこにまた当然のように姫が入ってきて自分の悩みを打ち明け始める。姫いわく、ここ数日ちゃんと寝ているのに眠気が覚めないのだという。そんなしょうもない理由に付き合うヒマはないと追い返そうとするも、姫が眠ってしまった。さらにその寝顔からうなされていることがわかった。

 そこで睡魔を呼び、姫の夢を見ることになった。

 姫の安眠を妨害していたもの、それは勇者アカツキ。なぜ彼が姫の夢の中に?! とパニック状態になる魔王たち。あくましゅうどうしはここで、アなんとか君が勇者であることを察するも他の面々は未だに気付いていない。

 最初は姫がただ勇者を邪見にしてるだけかと思ったが、どれだけ接触を拒絶しても全てをポジティブに捕らえてどこまでも姫を追ってくる。アカツキの不気味さに恐怖を覚えていく。

 どうやってこの悪夢を終わらせるか。それはアカツキが持っている夢の通行手形が原因であることが発覚。姫のサインが書いてある手形をなぜかアカツキがもっているので、彼が姫の夢へと現れてしまうのだ。

 このサインは魔王がアカツキの前に現れた時に落としてしまったことが発覚。自分のせいだったことに気付いた魔王はまたしてもすぐさま勇者の元に向かい、通行手形を回収。
 
 回収した途端、姫の苦しそうな寝顔がなんとも安心した顔に変化。本当に心から苦痛だったのがよくわかる。魔王は自分の行いを反省し、姫が起きれたら食べれるようにとケーキをそっと置いておいてやるのだった。

 今週も姫が幸せそうに眠り、魔族のみんながひたすらに振り回されているのがとにかく可愛かった。ああ、次回で終わってしまう。続編を激しく希望してやまない。

TVアニメ『魔王城でおやすみ』安眠を求める姫に最後まで振り回された第11話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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