TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』すれ違う二人の思いは……第12話

TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』公式サイトより

 前回から続く、ヤンデレ百合展開。ここまで極端でいいのだろうか。今までの歴代ラブライブのセンターポジの子とはキャラとしての印象が違う歩夢。天然で元気で明るいというキャラではなく、大人しめだった彼女が怖い方向に舵を切ってしまったようだが、果たして侑はどうするつもりなのか……。

 侑を押し倒した後、お互い気まずい感じになってそのまま歩夢は帰宅。翌日の朝には何事もなかったかのようにふるまおうとするが、そっと腕を組む感じが「私だけの侑ちゃんでいてって言ったでしょ?」と言わんばかりの行動でさらに怖い。

 侑も歩夢もスクールアイドルフェスティバルに向けて準備で忙しくなるが、どこかにお互いの存在が見え隠れして集中することが出来ない。

 侑は東雲・藤黄の参加を正式に取り付け、各会場のタイムテーブルを出すなど仕事は山積みだが、どこか上の空。それぞれの学校や各ファンも色々なアイデアを出してくれたりと期待が高まっているので、ぼんやりしている暇はないのだが……。

 忙しいのは侑だけではなく、スクールアアイドル同好会のメンバーも各部署から相談を持ちかけられるなどてんやわんや。歩夢も自分のファンに囲まれ、アピール方法を模索することになっていた。彼女たちは他のアイドルのファンたちにも歩夢がどんなに可愛いかを伝えたい、と必死なようだ。だが、歩夢はそんなファンたちを前にしてもやはり侑の事ばかり考えてしまう。その何かを感がている様子の歩夢のことも、ファンはしっかりと見てくれていた。
 
 侑は歩夢にやはり昨晩のことを話し合おうとするも、歩夢はそれを嫌がる。自分にいいたいことがある、というのは侑が自分から離れていってしまうということに他ならないと思い込んでいるからだ。

 自分の夢はこれからなのに、侑が離れていってしまったら、自分は先に進めないと全てを拒否、侑は歩夢に今伝えることを諦めてしまう。

 どこかわだかまりを残したまま準備は進み、ライブまで残り一週間。だが、歩夢は未だ自分の出し物が決まっていないらしい。どうしたらいいかわからない気持ちを抱えてさらに時間は進み、残り2日。

 着々と進む準備風景を前に、それぞれテンションも上がっていく。だがやはり沈んでみえる歩夢の姿を見て、せつ菜が声をかける。彼女はファンに感謝し、自分たちもどんどん進んでいかないといけないと語り出すが、歩夢はそれに相槌を打つことが出来ない。

 立ち止まり、もう動けないと言いだす歩夢。自分がスクールアイドルを始めたのはファンや他の沢山の誰かのためではなくたった一人のためだった。だがそれが変わってしまった。自分の思いの丈をぶちまける。

 そんな歩夢の気持ちを聞き、せつ菜は大好きという気持ちは抑えきれないといい。我慢しないで最後まで貫くべき、と歩夢の背中を押した。

 歩夢は走って侑の元へと向かっていく。侑はちょうど、歩夢のファンたちと歩夢のステージを作り上げたところだった。歩夢の知らなかった歩夢のステージ。みんなで歩夢のイメージを具現化したフラワーロードだ。歩夢をイメージした黄色いガーベラを大量に飾られている。花言葉は「愛」。ファンの気持ちがかなり込められている。

 その花とは別に、侑も歩夢に対しての思いを花に込めて贈る。「変わらぬ思い」という意味のある花を送られて、歩夢は彼女の気持ちを改めて感じたようだ。

 気まずくなってから久々に一緒に帰る二人。喧嘩したカップルが仲直りした後のようにやたらとラブラブな様子を見せつけてくる。当日に侑から、歩夢のステージは全部見れないかもしれないといわれても、もう歩夢は大丈夫だ。お互いがバラバラの場所にいても気持ちは一つだと信じることが出来たからだ。

 侑は改めて、歩夢に自分の夢を語る。侑は音楽をやってみたいと思っていることを話し、2学期からは音楽科への転科試験を受けようと考えているのだ。その夢を見つけられたのは、歩夢のおかげであり、歩夢がスクールアイドルになろうと思ったのは侑のおかげ。二人ともお互いの存在があったから前に進むことが出来たのだ。

 歩夢は1話でスクールアイドルになりたいと、初めて侑の前で踊った場所に立ちまた新しいステージを侑のために歌い踊った。ステージを終えると歩夢と侑はお互いに「これからもよろしく」と手をつなぎ家へと帰っていった。

 次回はとうとうスクールアイドルフェスティバル当日。そして最終回だ。全員のステージがメドレーのように見られるのか、それとも全員集合のステージを見ることができるのか。どんなラストが見られるのか、今から楽しみだ。

TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』すれ違う二人の思いは……第12話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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