TVアニメ『池袋ウエストゲートパーク』チーム間抗争の火蓋が切って落とされた第11話

TVアニメ『池袋ウエストゲートパーク』公式サイトより

 G-Boysとレッドエンジェルスの戦いの火蓋が切って落とされた。

 ここ最近、両チームのいざこざが増え、マコトはレッドエンジェルスのNo.2である磯貝とともに下っ端たちをなだめている。

 レッドエンジェルスのボスであるキョウイチはキングは友達だ。下っ端が何するかわからないという危機感を抱き、部下たちにもこちらから手出しはしてはいけないと説いているものの、トップの矜持か、やられたらやり返してもいいとは言っているらしい。さらにナンバー3だというシゲユキという男はかなりG-Boysに対して好戦的だ。その態度も気にかかった。

 どちらのチームにも顔見知りが多いマコト。自分が関わった事件をきっかけにレッドエンジェルスに入ったというメンバーも多い。そのひとりであるカズマサという男がマコトに何か訴えようとしてきた。だが、彼は結局何も言わないまま別れてしまった。

 だが、翌日家で休んでいるとレッドエンジェルスのメンバーが殺されたというニュースが入ってくる。被害者は昨日まさにマコトに何か言いたそうな顔をしていたカズマサだった。胸にレッドエンジェルスを模したイラストを置かれ、心臓を刺されて死んでいたという。

 ニュースを見て一目散にレッドエンジェルスの元に駆けつけるマコト。だが、キョウイチをはじめとしたレッドエンジェルスの面々は、カズマサを殺したのはG-Boysだと思い込み、やられたらやり返す、と復讐を誓っていた。

 マコトに対しても、G-Boysとレッドエンジェルスの間を行き来する蝙蝠のような存在でいることは許されない、とどちらの味方に立つのかと詰め寄ってきた。

 この雰囲気のやばさから、磯貝はマコトにここから逃げるように伝え、マコトはG-Boys側の話を聞くためにタカシの元へと急ぐ。

 タカシと合流したマコト。マコトも今回の件は寝耳に水だが、G-Boysの誰かがやっていてもおかしくはないという。だがタカシは命令を下していない。もし仮にG-Boysの誰かが犯人だった場合はいい弁護士をつけて警察に引き渡すのが上策だろうと話すが、それでレッドエンジェルスの面々怒りが収まるかどうかは別の話だ。

 もしも収まらなかったらその時には争うしかない。すでに全面抗争を視野に入れているようだ。だがマコトはこれがどうにも仕組まれた事件のように感じてならない。裏でだれかが相互不信をあおり、ふたつのグループが争うことで得する奴がいるのではないか。

 そのことをタカシに問いただそうとする。その時、レッドエンジェルスのミツキがフラフラとしながら近づいてきた。どこか様子がおかしいミツキに不信感をもったその瞬間、彼は隠し持っていた拳銃を取り出し発砲する。その弾はタカシに命中。マコトはミツキから銃をうばい、すぐさまタカシの元に駆け寄った。

 そのすきにミツキはどこかに逃走し、騒ぎを聞きつけた警官がやってくる。銃を持つマコトを不審者扱いするのも無理はない。同行を求められたマコトだったが、犯人と勘違いされたままではマズイ、とそのまま逃げ出してしまう。

 なんとか追手を振り切って家に戻ってきたマコト。彼を出迎えた母と義理の妹になったクーは、マコトが銃を持ちタカシの隣にいる画像がネットで出回っている事実を教えてくれる。写真の様子だとマコトがタカシを撃ったように見える。

 だが母は強し。息子をしんじているため、何も聞かず、マコトに軍資金を手渡し笑顔で送り出そうとする。だが、そこに車が突撃。母はその車にぶつかり昏倒。マコトは助けようとするも、クーが逃げるように諭しそれに従って姿を隠すことに。

 確実に誰かしらの手によって窮地に追い込まれているマコト、池袋の街中を徘徊していると、G-Boysのメンバーがあの画像を見たのか、マコトを攻撃してくるようになってしまった。

 マコトはレッドエンジェルスからもG-Boysからも追われ。池袋の街を走り回るがその間に両チームの抗争は始まってしまった。両チームがかち合うとその場で乱闘騒ぎが始まってしまうのだ。見覚えのある池袋の街が暴力であふれるのは見ていて辛い。

 マコトは仲良くしている池袋警察署長の礼兄に公衆電話から電話をかける。礼兄は出頭するようにマコトを促すが、そうするわけにはいかないと、このまま逃げていたら池袋の街はもっと無茶苦茶になってしまうといい、母とタカシの安否だけ確認して電話を切ってしまう。

 マコトはさらにいつもハッキングで協力してくれる男にコンタクトを取り、出回っている画像を出したのがどこの誰なのかを突き止めようとした。だがわかったのはアップしたのは神戸から、ということだけ。犯人は一度撮影したあと神戸にデータを送り、そこからアップして足がつかないようにしていたようだ。かなり用意周到である。

 ハッカーはマコトのスマホにも手がかりがあるかもしれない、と調べだすと中に位置情報を別の端末に送ることができるアプリがいつの間にか入れられていたことが発覚する。確実にマコトははめられているということがわかってきたが、まだ誰が何故そうしているのかはマコトにはわからない。

 そこにマコトが仲良くしている警察が現れ、任意同行を願い出た。マコト大人しく彼の車に乗り込んだが、流れゆく池袋の街を見て、自分が動かないともっともっと死人が出てしまうと確信し、自分を逃がしてほしいと頼み込む。警察がマコトを確保したいのは、彼の身を案じてのことだが、本人がこの調子だという事を聞かないのは明らかだ。彼は任意だから強制ではないとして、マコトを車から降ろしてしまう。

 母親を泣かせるような真似だけはするな、と伝えるだけで精一杯だったが、果たしてマコトはどんな行動をとるのだろうか。

 レッドエンジェルスの磯貝は電話での安否を確認すると同時に、マコトのスマホ位置情報を割り出していた。黒幕はやはりこいつか? 果たして彼はなぜ両チームの対立をあおり、マコトを貶めようとするのか。ずっと存在が見え隠れしている関西の繋がりも一体何なのだろうか。

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