TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』独占欲があふれた歩夢が侑を……第11話

TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』公式サイトより

 スクールアイドルフェスティバル開催に向けて、生徒会に申請書を提出に向かった侑とかすみ。生徒会長の椅子にはそしらぬ顔をしてせつ菜が座っている。副会長たちはスクールアイドルを知らず、一体どういうものなのか説明を求められる。

 一般の生徒たちがアイドル活動をするというのがスクールアイドル。だが概要はともかく、提出された申請書の内容について、指摘が入る。漠然としすぎているというのだ。

 合同でのイベントとのことだが、どこの学校なのか。行動予定も記載がなく、さらに開催地もないという。これで申請を通そうと考えていたのかと思うとそれは無謀というものだ。

 部室に戻り、みなに戦果を報告すると、せつ菜がいるから簡単に承認してもらえると考えていたことがうかがえる。だが指摘されたことで課題は判明。あとは解決するだけだと、改めて気合を入れる侑。他メンバーもアシストする気満々だが、その態度に歩夢はモヤモヤを募らせる。

 とにかく来週の生徒会の集まりまでにこの申請書を完成させるべく、まずは優先的に会場探しを行う。だがファンとの距離が近いところ、自然の中で歌いたいなどメンバー全員の希望がバラバラ。とりあえずギリギリまで探し続けることにしたのだが……。
 
 一方、東雲学園と藤黄学園との話し合いはスムーズに進行。参加は問題なさそうだが、やはりこれだけのゲストを迎えるとなるとやはりステージをどうするのかがネックだ。

 かすみは『かすみんBOX』を設置して、ファンから意見をもらおうとするも、中には何も入っていない。夏休み中で人がまばらなために見られていないのかもしれない。

 だがこのかすみんBOXのアイデアはよいとし、色々なアイデアを募集してみようということになった。

 段々口コミが広がってきたのか璃菜もクラスメイトから質問をされるなど興味を持ってもらいはじめたようだ。たくさんの人が期待してくれていることを知り、さらに友達などにもたくさん教えてあげてほしいと伝える。

 応援を受けて、メンバーはますますライブに向けての準備に気合が入ってきた。だが、メンバーとどんどん距離を縮める侑を見て、歩夢は気持ちが落ちていってしまう。

 そんななか申請書を出さないといけないタイムリミットが迫る。現実的に開催するなら講堂が第一候補。決断を下す瞬間に、かすみが設置していたカスミンBOXがぎっしりと詰まっていると言いながら飛び込んでくる。このBOXの中身を見て、侑は決意を固め生徒会室へと向かっていった。

 申請書の内容は前回の反省を生かし、改善されていた。だが、その中にはやはり場所の記載は入っていない。そのことについて説明を求められると侑はカスミンBOXを出し、口コミでスクールアイドルフェスティバルが広まりこれだけメッセージが届いていることを示す。 

 他の部活から協力したいという申し出があったり、期待しているという応援のメッセージが詰め込まれている。こういったスクールアイドルを好きでいてくれる人たちが楽しいと思ってもらうイベントにしたい。自分たちだけではなく、応援してくれている人たちの夢もかなえられるイベントにしたい。そう思ったら会場を一つに決めることは得策ではないと思い、町全体を巻き込んだお祭りにしたいと打ち明ける。

 副会長もこの企画なら、みんなが楽しめると了承。前回の申請書提出から気になって動画を見始めせつ菜のファンになったという副会長。まさか会長がそのせつ菜だとは気付いていないようだ。

 沢山の会場を使ったフェス、聞くだけで予算はいくらなんだと考えたくなるが、部活の催しとかアニメの不思議だとかで開催できてしまうのだからあまり深く考えてはいけない。とにかく承認もおり、イベント開催は決定となった。

 だが問題は残っている。歩夢だ。浮かない顔をしつつ、ジュースを買いに行くと部屋から抜け出す。そこに、一番来てほしくなかったせつ菜が付いてくる。断る理由もないため、ふたりで外に出る。せつ菜はイベント開催にテンションが高い。歩夢は勇気を出して、合宿の時に侑とふたりで何を話していたのかを問い詰める。

 せつ菜は、たまたま侑がピアノを弾いていたのを見かけてそれで話していただけだとこともなげに語る。だが、歩夢は侑がピアノを弾くことなど知らなかったのだ。

 自分の知らない侑がいる。そのことにかなりショックを受けた歩夢は家に帰っても落ち込んだまま。そこに当の本人から連絡がきて、彼女の部屋に誘われる。久しぶりの侑の部屋には見慣れぬ電子ピアノが置いてあり、その存在がせつ菜の言葉を思い出させる。

 侑は上手くなってからピアノのことは歩夢に話そうとしていたというが、歩夢はこらえきれず、「せつ菜ちゃんのほうが私より大事なの?」と聞いてしまう。侑は即答で違うと答え、もっと先のことを歩夢に話したい。そう言ったが、歩夢はそれを聞きたくない。といって、侑を押し倒してしまう。
 
 歩夢は侑に、自分の夢を隣で一緒に見てもらいずっと一緒にいてほしいと願っていた。みんなの侑ではなくて自分だけの侑でいてほしいと、たまらず告白してしまったのだ。

 今回もライブシーンは無し。侑への独占欲があふれ出た歩夢。だが、ここまで重度だとは思っておらず最後の展開にはちょっと驚いてしまった。ラブライブは女性キャラだけが出てきて自ずと百合展開を匂わせてくるのは昔からあったがここまでがっつりとくるのは初めてではないだろうか。

 一致団結してライブを行っていこうとするなかで、この歩夢の独占欲はあまりいい結果を出さないような気もするが、侑がどんな言葉を彼女にかけるかで大きく結果は変わってきそうだ。

 最終回間近、この複雑な感情に答えは出るのだろうか。

TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』独占欲があふれた歩夢が侑を……第11話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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